サラリーマン時代には分からないことがあります。
「肩書きや会社看板が無くなった時に、自分は一体何者なのだろうか?」
「一人の人間として、自分はどんな存在なのだろう?」
私は一生懸命に、会社の為、自分の為、家族の為と言って、ガムシャラに働いても、心の中にポッカリと穴が空いていました。
その穴はお金や名誉では埋まりませんでした。
また誰かが埋めてもくれませんでした。
自分で探して埋めるしか方法がありません。
「埋めなくてもイイじゃん!」と言う人がいるけれど、穴が空いていると寒くて寂しくて堪りません。
「何かが欲しい」訳ではなくて、自分が生きている価値が欲しかったのだと思います。