誰でも皆んな「自分を守りたい」という本能があります。
その本能があるが故に自己保存欲が生まれ、その自己保存欲が害されそうになると恐怖心が生まれて来ます。
結局、お互いに自分を守りたいが為に、その恐怖心に抗うようにして争いや戦争に発展します。
そうした死に対する恐怖心を取り除く為に、古来より宗教が生まれて来ました。
例えばキリスト教は神に対する信仰心の象徴として縦方向の柱があり、「同じ神の子として愛し合いなさい」として横の繋がりが説かれました。
それ故にキリスト教の象徴として「十字架」が生まれました。
縦の光と横の光の中心に自分が立つことで、恐怖心が無くなり劣等感や嫉妬心も消えて行くとキリスト教は説きます。
恐怖心の克服の為に宗教の存在が許されているのであって、恐怖心を煽る宗教まがいのものは、もはや宗教とは言えないという事になります。