私達は日々、心があっちこっち絶えず揺れ動いております。
まるで壊れた天秤のように。
神様の目から見れば、私他の心が天国的な方に傾いているのか、地獄的な方に傾いているのかははっきりと見えているのでしょうね。
その心の天秤と言う奴は、愛と言う分銅があれば天国に傾き、執着と言う分銅が沢山あれば地獄の方に傾いて行くようです。
執着の重りを自分で取り去ることが出来れば良いのですが、なかなか簡単に取り除くことが出来ないと言うのが現状です。
それならば、その重りを分銅を周りにいる人達が取り去ってあげれば良い。
執着で、嫉妬心で、重く頑なになった心を軽くしてあげれば良いのです。
先程も言った通り、この分銅はなかなか取り去るのが難しい…
この重りを取り去るには、取ってあげる側の心の練度がそれなりに必要なようです。
心の有段者と成らなければ、取り除くことが難しい。
では心の有段者とはなんぞや?
様々な苦労を重ねながら、自分自身の執着と闘い、人に愛と幸福を与える事が楽しいと感じる人なのだと私は思っております。
だからその人生経験によって初段もいれば七段の人もいることでしょう。
その段位によって救われる人の人数も変わってくると思います。
差し詰めお釈迦様やイエス様はきっと9段くらいの方なのかもしれません。