風は確かに吹いているけれど、つかんで見せることは出来ません。
風は確かに私たちの心を爽やかにしてくれるけれど自分のものにする事は出来ません。
風とはなんて愛に似ているのでしょう。
愛は確かに存在するけれど「これが愛です」と取り出して見せることはできません。
でも愛を受け取った瞬間に、心が温かく幸せに満ちてきます。
もし風の中に砂粒が含まれていたり、極端に熱かったり冷たかったりすれば、その風は私たちにとって心地好いものとはならないでしょう。
愛もその中に、自己中心的な考えや、執着的なものや、ギブアンドテイク的な考え方が入っていたら、決して心地好いものとはならないでしょう。
やはり「愛は風の如く」愛も風のように爽やかに、何の見返りも求めず、人々の間に流れて行くことが良いようです。