ギターなどの弦楽器を演奏していた方ならお分かりになるかと思いますが、弦楽器の弦は張りすぎると切れやすくなり、緩すぎると音が出なくなります。
ちょうど良い張り具合で良い音色が奏でられます。
人の心も同じ様に、肉体や精神を苛めすぎても悟りを得て幸福に成れず、贅沢な生活に身を置いても完璧には満たされない欲求と「この生活がいつまで続ける事が出来るのか」と言う漠然とした不安感を感じてしまうことがあります。
人の生活も弦の張り方と同じ様に、張り過ぎず、緩すぎず、ちょうど中頃の「中道」が心地良いようです。
お金が無さすぎても苦しみ、お金があり過ぎても不安を感じるのであれば「余り贅沢は出来ないな。ちょっとお金が足りないけれども節約すれば、時々は贅沢な食事も取れるし、何とか生活はしていける。」そんな真ん中辺りでちょうど良いのかも知れません。
欲をかきすぎてもいけない。でも欲をかかな過ぎていけない。真ん中あたりの欲が幸せの秘訣かも知れませんね。