若い男女が川原の土手を手を繋ぎ歩いている情景をご想像して下さい。
彼が、その道の脇に小さな綺麗な花を見つけました。
彼はその花をひょいと摘んで彼女に「君にプレゼント!」と言って渡しました。
その後、同じようなカップルがもう1組、その花の前にやって来ました。
今度の彼はその綺麗な花を見つけると、彼女に
「こんな所に小さくて綺麗な花が咲いている。見てごらん」
と言って彼女を引き寄せ、一緒に暫くその花を眺めていました。
どちらかがまだ日の浅い恋愛状態で、どちらが愛し合っている二人か分かりますでしょうか?
そう、あなたが思う通り、前者が恋愛状態でした。
恋愛状態にある二人にとって、恋はまだ「奪うもの」かもしれませんが、お互いに愛しあう二人にとっては「愛は全てを慈しみ、育みあう」与え合う形に自然となって行くのでしょう。