歴史的に名を残した偉人たちの多くが、この「小恍惚感」を味わっているようです。
例えばイエスキリスト様、お釈迦様、孔子様、ソクラテス様の4大聖人はもとより、坂本龍馬、西郷隆盛などの志士たちもピーク・イクスピリアンス(小恍惚感)を体験していたようです。
この小恍惚感は悟りとはまた違う感覚のようで、「幸福感」「安らぎ感」とかに近いかもしれません。
何の気なしに夕日を見つめていた時に自然と一体となった感じがして「なんて心地が良いのだろう。このままでいたい・・・」そんな気持ちになったことがありませんか?
その感覚は時と場所を選ばないようです。
私は60才ですが、この間にこの小恍惚感を3回ほど味わっております。
20年に1回という確率になりますが、それほど貴重なことかもしれません。
この小恍惚感を体験するのには前提となる心境が必要なようです。
「この世的な思いやしがらみから解放された心の状態である事」なのだそうですが、この心持になること自体が難しいから、人は座禅や瞑想を行ってみたりするのでしょう。
この小恍惚感を体験した方たちは必ずと言っていいほど「無私」の気持ちが強くなり「他人の為に生きたい」と思うようになるそうです。