日本人でダーウィンメダル(生物学におけるノーベル賞)を受賞した遺伝学者「木村資生」さんは「何も無いところから生き物が生まれる確率は、1億円の宝くじに100万回連続で当たる確率と同じだ」と言っておられます。
と言うことは「裏で仕組まれてでもいないと100万回も連続で宝くじが当たらないように、誰か(神様?創造主?サムシング・グレート?)に仕組まれてでもいないと生物は勝手には生まれてこない」と言うことでは無いでしょうか?
学者の中には「生物の誕生は25メートル四方のプールに時計の部品を入れてかき混ぜたら、勝手に時計の完成品が出来上がるくらいの確率だ」と言う方もいらっしゃいます。
どちらにせよ、生物の誕生ですら恐ろしく稀有なるものであるという事です。
であるなら生物の頂点に君臨する我ら人間が生まれる確率と言ったら、どんな確率になるのでしょう・・・
皆さんお一人のご先祖ですら、20代までさかのぼれば100万人以上となります。
このご先祖様の中のだれか一人でも子供をもうけず亡くなられたら、私達は生まれてきておりません。
そう考えると、私達は偶然に生まれてきた生命ではないようです。
「この世の中に偶然はない」と言いますが、人との出逢いを考えるだけでも本当にそう思います。
人生も中盤以上に差し掛かって来ると「あの人に出会っていなければ私の人生は変わっていなかった」と言う出逢いは一人や二人ではないのではないでしょうか。
偶然に身をゆだねるよりも「全ては必然で有難い」そう思って生きることが、私たちを作ってくださった存在に対する報恩となり「人生を幸せに暮らせる秘訣なのではないか」と最近は良く考えるようになりました。