今年も各地で花火が沢山上がっている事でしょう。
コロナ禍では花火まで自粛され、子供達の夏休みの日記や想い出からも消えてしまった時期がありました。
本来、花火は亡くなった方々への慰霊の意味もあるので、コロナ禍ならば尚更花火を上げた方が良いのに…と私は勝手ながら思っておりました。
以前知り合いの花火工場に入らせていただいた事があるのですが、それはそれは入るまでは勿論のこと、入ってからも厳重でした。
何が厳重かと言いますと「静電気」です。
特に乾燥している冬場はちょっとした摩擦で静電気が起きやすく、その静電気のせいで花火の材料である火薬類に引火してしまう可能性があるからです。
防静電気の服を着て、特別な手袋をして工場に入った記憶があります。
そこで働いている方は毎日その様に着替え、トイレに行くのにもいちいち着替えたりします。
それが面倒なので、工場に入ったら出来るだけトイレ等の外部へ出なくて済むように、色んな事を律しております。
夏は暑く冬は寒い環境の中で、本当にご苦労様だと思いました。
そんな職人の方々が作った「一夜限りの夢」を、今日も花火大会で思う存分味わってきたいと思います!
花火
2024年08月08日 | 雑記帳