人は誰でも長生きすればするほど「捨てられないもの」が沢山出来てくるようです。
もちろん思い出の品や写真もそうですが、友人や知人、親戚や家族と言った人間関係でも言えるでしょう。
長年カウンセリングをしていると、「自分の周りの持ち物が溢れかえる方」の8割くらいの方が、人間関係のトラブルを多く抱えている事に気がつきます。
「溢れかえるってどの程度の事を言うの?」とご質問されそうですが、週に一回出すゴミの量が、ゴミ袋一袋も無い方の家は大抵、モノが溢れかえっております。
もちろん住まわれている方の人数にもよりますので一概には言えませんが、一人暮らしの方であっても大体週に一袋以上はゴミが出るはずと言われてます。
「余りモノを買わないし」と言う方や「リサイクルを心掛けているからゴミはでないの」と言う方もいらっしゃることでしょう。
精神状態と生活のゴミの量には相関関係にあり「決断力、判断力のある人はゴミが多めになる傾向」と言われております。
その逆に「他人に強く物事を言えない、優柔不断な人ほど、モノが捨てられない傾向」にあるようです。(あくまでも統計学的数字によります)
このお話は皆様も想像し易いかと思います。
特に紙類に関して、その傾向が顕著に現れるようです。
半年も一年も見返すことのない書類を大事に取っておく方の多くが、他のモノも溢れ、人間関係においても腐れ縁が続いている方々が多いように見受けられます。
もちろん法的に保管を義務付けられている書類は別です。
「決断とは何を残し何を捨てるのか」だと仰った経営者もおりましたが、物や人に関しても時々は整理整頓が必要なようです。