昔のおばあちゃんは、医学の心得はないのだけれど、存外、子供の病気に対する判断は的を得ていたような気がします。
数十年前は5人6人産むのは普通だったし、その中の何人かが亡くなることも多かったから、子供達の身体の危険信号を経験で知っていたからかも知れません。
症状が重いように見えても大丈夫だとか、軽く見えるけれど用心しなければならない事を、経験から判断出来ていたのだと思います。
また、心地よいと思うことは身体に良い事が多く、不快に感じることは良くないことも、おばあちゃんから教えてもらいました。
だから熱が多少あっても「なんかお風呂に入りたい」と思ったら「あんたが入りたいと思うなら入りな!」と言われました。
逆に身体がそれほど不調では無いけれど「今日は、なんかダルいからお風呂に入らない」と言えば「そうか。そんなら今日はやめときな」と言われ、お風呂に入らず早めに寝たら、次の日にはダルさが無くなって快調だった事もありました。
自分の体の事は自分が一番よく分かっているのだから、自分の身体に聞いてみるのが一番良い方法なのでしょう。
あまりお医者さんに頼ってばかりいると、この辺のセンサーが鈍ってしまうのかも知れませんね。