人は、相手を評価判断する時に「好きか嫌いか」「敵が味方か」と言う具合に、「白黒」で判断しようとする傾向があります。
例えば、自分が好きな人が、自分を褒めてくれた時には「自分は認められた」と思うのですが、その人が他の人も褒めた時には「自分の評価が下がった」と感じ、褒められた人を嫉妬したり、いじめたりする人もいます。
結局のところ、こうした「イエスorノー」の人は、幼い子供のような捉え方をするので、比較的分かり易いのですが、心的には「子供のままの状態」に近いと言えるでしょう。
自分が嫌う人ほど、自分には無いものを持っているもので、自分が好きな人ほど、自分に近い考え方をします。
それ故、好きな人とばかり交流を持っていても、なかなか成長はし難いものになってしまいます。
その逆に、自分と異なる考え方をする人は、とっつき難いですが、学ぶことが多い気がします。
反面教師となる人達も、自分とはかけ離れた人達になるのでしょうが、そういう人にこそ学びが多かったりします。