最近、YouTubeでも「古神道の復興」のような流れが加速されて来た感じがします。
古神道と調べると、「仏教や儒教などの外来思想が日本に伝わる以前の、日本固有の神道の信仰や儀礼を指す」と出てきます。
特徴としては「特定の教祖や教団組織を持たない」「自然崇拝や祖先信仰を基盤とし、地域や血縁共同体を中心とする」ことがあげられます。
故安倍晋三氏も「古神道の復興」に傾倒していたと言われています。
同じようなことが第二次世界大戦時におけるドイツにも起きていました。
ヒトラーにおける「ドイルド教の復興」です。
ドイルド教は、古代ヨーロッパ西部やイギリスに定着した古代ケルト人が興したと言われる宗教で、ドイルドと呼ばれる神官を中心に、占いや天文知識、聖樹崇拝を重視していました。
霊魂の不滅を信じ、輪廻転生の教義を説いていましたが、キリスト教の布教により衰退しました。
映画にもなった小説「ハリーポッター」にも、その教義の流れが色濃く出ています。
ヒトラーは最初のうちは、古教の復興とドイツの経済的復興の為に力を注ぎましたが、ある時期から思想が偏り、変貌して行ったと言われています。
彼の妻となるエヴァ・ブラウンとの出会いが、その引き金になったかも知れません。
未知なるものを追い求める探究心は大切ですが、愛する対象が民から個人に代わった時、リーダーは神にその真意を試されるのかも知れません。
「古きを訪ねて、新しきを知る」温故知新は、いつの時代にも大切な心掛けですが、日本にとっては「古神道」ばかり探求しても、「新しい日本は創れないのではないか」と、思うようになってきました。