聖書にも書かれている終末論が、現代で成就されるのではないかと言う話題が、SNSでも賑やかになっています。
そうした中で、携挙(けいきょ)は、「キリストが再臨する際に、信者が肉体そのまま、または復活の体を与えられて天に引き上げられる出来事」を意味します。
「携挙によって地上からはクリスチャンが姿を消し、未信者だけが残される」と信じている方々が世界中に結構な人数いらっしゃいます。
この出来事は、聖書の『1テサロニケ4章』などに言及されており、その基準は「キリストを信じているかどうかだ」とされています。
こうした考え方は、古今東西、様々な宗教や団体でも語られて来ましたが、選民思想に繋がる危険な考え方であることは間違いありません。
要は「信じる者は救われるが、信じない者は見殺し」と言う考え方は、教えを広める為によく使われる手法である「エリート思想」には必ず登場してきます。
「あなたは、特別な存在だから選ばれるべきである」事を「当たり前」「当然」と考えた時には、既に悪魔的な思想に犯されていると言っても過言ではないでしょう。
こうした選民思想が宗教対立を起こし、国々を戦争に追いやる元凶である事を認識すべき時が来ているような気がします。