ヘリウムは、空気の約7分の1という驚異的な軽さ で浮力を生むだけでなく、絶対零度(約-273.15° C)近くで液体になると、「超流動」という摩擦ゼロの不思議な状態になる、極めてユニークな元素です。
その他に、ヘリウムが持つ数々の不思議な特徴は以下の通りです。
ヘリウムは、空気中よりも音の伝わるスピードが約3倍も速いため、ヘリウムを吸って声を出すと、喉から口までの空間(声道)で響く波長が変わり、高い声になります。
ヘリウムは常圧では絶対に凍りません。
ヘリウムは、すべての元素の中で、最も低い沸点(-268.9° C)を持ち、常圧ではどれだけ冷やしても液体であり続け、固体を生成するには高い圧力をかける必要があります。
また、上記のでも書きましたが、ヘリウムは摩擦ゼロの「超流動」-271° Cまで冷やすと、粘性が完全にゼロの「超流動」という状態に変化します。
そのため、容器の壁を自力で這い上がって外に漏れ出したり、どんなに細い隙間でも通り抜けたりする驚きの性質を見せます。
地球上では非常に希少な資源ですが、宇宙全体では水素に次いで2番目に多く存在する元素でもあります。
