天才の宿命

天才の宿命

「自分も天才だったらどんなに良かったろう」と思うことは、多々ありました。しかし、学問や芸術、芸能の世界でも、スポーツの世界でも、天才の呼ばれる人はほんの一握り。だからこそ、羨ましがられし、称賛もされるのでしょう。でも、そんな彼らでも悩みはある筈です。ある将棋界で天才と持て囃された方が、テレビに出演された時、司会者から「とある国の政治指導者」について質問されました。「〇〇さんのことについて、どう思われますか?」という質問に、彼は「〇〇さんって、何をされている方ですか?」と答えたところ、その場にいた出演者が皆んな固まったというお話がありま...
世間という書物

世間という書物

勉強が出来て、素晴らしい大学に入って、立派な成績を残して、弁護士やお医者さんになったりしても、人の人情の機微、つまりは「人の気持ち」が分からないと、本当の意味で「仕事が出来る」とは言えないかも知れないと思うことがあります。例えば、司法試験は一昔前前なら2〜3%の合格率に行くか行かないかだったので(今は40%を超えているようです)司法浪人が何千人もいて、毎日法律ばかりの勉強をして、テレビも新聞も見ず、人付き合いも極力減らして司法試験を受けていたようです。そうして、ようやく司法試験に合格して、裁判官や検事、弁護士になるのですけれど、その中...
謙虚であれ

謙虚であれ

「人が成長するためには謙虚であった方が良い」と、耳にしたことがあるかと思いますが、別に「卑屈になれ」とか「自分の値打ちを下げろ」とか言っているのではないと言うことを、知らない方も多いようです。人に褒められても「いやいや、私はたいしてことがありません。」とか「全然だめです」とか、謙虚を取り越して卑屈な感じになっている方もいます。でも、本当に謙虚さは、卑屈になるのとは、ちょっと違うようです。例えば、満腹した人に「もっと食べろ」と言っても食べられないように、「もう出来上がってしまった」と思っている人には、何を言っても他人の意見など聞かもので...
人生でもっとも感謝している人

人生でもっとも感謝している人

「その人が信用出来るかどうかは、簡単にはわからない」と言うのは当たり前の話ですが、「簡単な質問で分かる」と言ったら、あなたは疑いますでしょうか。「その人が信用にたる人かどうかは、その人の過去の人生を知ることがもっとも速い道」と言う言葉があるように、いま目の前にいる人の人となりを知るには、過去の想いを知ることが良いようです。ただ、過去の苦労話や成功体験を聴いても良いのですが、それだけでは決定的な判断に欠けます。もちろん過去談はお聞きした方が良いですが、最後には「あなたがもっとも感謝している人と、その理由を教えて下さい」と言う質問をすれば...
面接

面接

私も前職では新卒者から中途採用まで、年間200名近くの面接を長い間やってきました。そこで気づいたことは「プライドを持つのは大切なことだけれど、学歴や肩書や年収では人間性は測れない」と言うことです。有名国立大学や超難関大学を卒業したからと言って、面接官を馬鹿にした態度をあからさまに取る人もいたり、自分の華やかな家系のことを自慢げに披露する人もいましたが、大抵は忍耐力の無い、自己中の方が多かった様に覚えています。特に超有名大学を卒業したばかりの人は、扱い辛い人が結構な数いました。そりゃあそうでしょう。大学では一番上の先輩として威張って来た...