この世に思いを残し、旅立つよりも、「この世のことはこの世で決着をつけてあの世に旅立ちませんか?」という事で生前葬をお勧めしておりますが、中には「死は本来荘厳なもので、ビジネス化するものではない」と意見を仰る方もおります。
私は「死」を軽んじたり、「尊いことではない」とは全く思っておりません。いえ、むしろ死は「人生の卒業式」であると思っているからこそ、その卒業式の前に「人生の謝恩会を行いませんか?」と言って「生前葬(感謝の会)」をお勧めしております。
卒業式で仲の良い友人たちと別れることは辛い、けれども新しい経験と出逢いが待っているからこそ、別れを悲しむのではなく、今まで御世話になった感謝の意を、自分の言葉で直接友人たちに伝えることが大切なのではないかと思っております。
ですので、私のお勧めする生前葬は「御礼を伝える会」でもあり「卒業式を迎える前の準備」でもあります。卒業式までの時間を有意義に過ごすための大切な儀式でもあると思っております。