ブログ一覧
純粋経験
今日は少し哲学的なお話しをいたします。目の前に赤いバラがあるとします。あなたは、まだ言葉を喋るかどうかの小さな子供だとします。あなたは、その赤いバラを...
ショーペンハウエル
アルトゥール・ショーペンハウエルは、ドイツの哲学者です。『意志と表象としての世界』が著書としては有名です。彼はキルケゴールと共に「実存主義」の走りとも...
愛してその悪を知り
中国の「礼記」の中に「愛してしかも、その悪を知り、憎みてしかもその善を知る。」と言う言葉があります。「たとえ自分が愛している人でも、その人に悪があれば...
四法印
仏教には「三法印」といって「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」と言う代表的な教えがあり、これが仏教の旗印とされています。諸行無常は「川の流れのように人...
西田哲学
西田幾多郎氏のことをご存知の方は、日本人あってもかなり少ないと思われます。「善の研究」という著書がありますが、夏目漱石の「こころ」という小説の舞台とな...
ダンテ「神曲」
ダンテ・アリギエーリの叙事詩「神曲」は、数字と幾何学的要素が盛り込まれた、神秘的な詩篇でもあります。3や7、100という数字を、詩の行数の中に込めてい...
知を求めるという事は「死の練習」
ソクラテスが『パイドン』の中で「知を求めると言うことは『死の練習』である」と語っていますが、これはなかなか理解し難い事であると思います。私は「今日死ん...
宗教と心理学
哲学や心理学は、どちらかと言うと宗教を否定する側に立っているようです。特にロックやルソー、カントが活躍した1,700年代くらいには、近代思想の中に「神...