大器をつくるには

大器をつくるには

吉田松陰は「大器をつくるには急ぎべらかず」と言ったそうです。確かに、人間の器を大きくするのに、インスタントラーメンを作る感じで「効率よく短時間で」とは行かない気がします。仮に「あっという間に、あの人なんか雰囲気が変わったね」と言う人が居ないわけでは無く、例えば外国とかに一人で出掛けて苦労して、日本に帰って来たら雰囲気が変わっている人を見掛けたりします。しかしながら、最初は変わった風だけど、数ヶ月もすると元に戻ったり、ちょっと悪い方に変わったりするパターンの人がいるのも事実です。やはり人間の器を大きくするのには「付け焼き刃」は無いのだと...
修行の意味

修行の意味

私達には「三大欲求」があります。食欲、睡眠欲、性欲。これらは、どんな人間にも多かれ少なかれ存在し、私たちの心を常に惑わします。ただ天国には、こうした三大欲求はないとされています。天国では、食べなくても、寝なくても、子供を産み育てる必要もないのですから。そうすると古来から修行の意味が分かってくるでしょう。つまり修行というのは「この世の肉体生活においては、欲が不可欠だけれども、あの世に行って霊界生活をする時には要らなくなる。それをこの世に於いて体験してみよう」と言う趣旨があるわけです。例えば断食修行では、何も食べず空腹に耐えてみたり、夜も...
判断に迷ったとき

判断に迷ったとき

私達は一日の内でも300〜30,000回の判断をしていると言われています。二桁の誤差があるのは、その人の生活や性格に依るところが大きいからだそうです。一日中ぼーっとしてても300程度の決断は下している言う事なので、いかに私達は多くの可能性の中に置かれているかが分かります。でも本当に人生を大きく左右する決断については、その判断に躊躇し、迷うはずです。「Aを選べばメリットはこうだが、Bを選べばデメリットはこうなる。」損益を秤にかける思考回路で決断する事もあるでしょう。しかし物事はそんなに単純に出来ていないので、その損益すら判らないことが大...
知情意

知情意

カウンセリングしていると、「良いお母さんになるための条件がありますか?」と質問される時が結構あるので、そう言う時には下記の様なお話をさせていただきます。善きお母さん「あげママ」になるには「知」「情」「意」(ちじょうい)が必要です。「知」とは「勉強して知識を学ぶことの大切さを教える」と言うことで、「なぜ勉強する事が良い事なのか」を、子供達が納得できる様に分かりやすく何度も伝える事が大切です。「情」とは「他人に対する優しさや、人間関係の付き合いの大切さを教える」事です。勉強ばかり出来ても、人の輪の中に入れなくて孤立してしまったら、孤独な人...
運、鈍、根

運、鈍、根

「今年は運が向いてくるように」と、初詣で神様にお願いをした方も多いことでしょう。運が良い人達は必ずと言って良いほど「運、鈍、根」(うん、どん、こん)の三つを大切にされているようです。運は「運ぶ」とも書きますが、まさに運は人が運んで来てくれる事が殆どなので、成功者は自分の事よりも他人に良き事をしてあげようとします。鈍は「鈍い」とも呼ぶように、鈍感になることです。失敗やミスにこだわり、いつまでもクヨクヨするよりは「失敗しちゃったね。失敗の理由は分かったから今度は大丈夫!」という感じで、あっけらかんと、ミスの対してあっさりしている方が運を呼...
念いは外見に現れる

念いは外見に現れる

心は目に出る。感情は声に現れる。清潔感は歯に出る。美しさは姿勢に現れる。自信は歩き方に出る。生活は体型に現れる。健康は爪に出る。育ちは食べ方に現れる。性格は字に出る。教養は話し方に現れる。苦労は手に出る。別れ際に本性が現れる。収入は靴に出る。成功は人脈に現れる。生き方は顔つきに出る。人生は背中に現れる。優しさは表情に出る。幸せは笑顔に現れる。余裕は優しさに出る。こうした事が昔から言われていますが、感相学の立場からみても、当たっている部分が多いと感じます。特に「心は目に出る」は一番分かりやすく、目の奥の瞳を観れば、その人の心の綺麗度合い...