子供

子供

子供を持つ親達は皆んな「自分の子供が無性に可愛いのが当たり前」と思っているかも知れませんが、そうでもないと私は思っております。こんなことを言うと「親として最低だな。親の資格もない。」と言われそうですが、現実として自分の子供であっても「可愛い時もあれば憎たらしい時もある」と言うのが本音だと思います。同じように子供達も自分の両親だからと言って、いつもいつも尊敬し頼り愛している訳ではないかと思います。親は子供が必ずしもいつも可愛いわけではないし、子供は親を必ずしもいつも頼りにしているわけでもない。そんな関係でも子供は独立心を持った大人に育ち...
自己認識の変容

自己認識の変容

皆さんは「悟り」と言う言葉を聞いた事があるかと思います。ただ「悟りとはなに?」と訊かれたら中々答えられない事でしょう。「悟り」とは「自己認識の変容」と言い換えれば、まだ少しは分かりやすいかと思います。「それでもよく分からん」と言う方もいらっしゃいますよね、きっと。平たく言うと「これが自分だと思っていた事が、正しい方向に変わっていくこと」だと私は捉えております。つまり、人間として成長していく事とイコールと理解していただければ「なんだ、そんなことか」と思っていただけるのではないでしょうか。従って、その悟りに人それぞれのレベルの違いはあれど...
性愛

性愛

肉体的な事だけで異性を求めた場合、大抵は幻想に終わることが多いようです。その時は、お互いに真剣に愛し合っているように感じていても、時を経るごとに、飽きも来て、歳もとって行きます。それでも一緒に居られるのか?それとも別の異性を探すのか?異性を求めて行く生活では余りにも人間らしくありません。だってそんな暮らしなら動物や昆虫でもやっているのだから。本当に人生にとって大切なことは、何なのか?その答えを探して求めて生きて、例えそれが見つけることが出来ない中でこの世を去ったとしても、そうした生き方の方がよほど人間的な気がします。...
心を見つめる

心を見つめる

常日頃忙しくしていると、自分の心の中を振り返ると言うことが出来なくなります。ましては毎日「今日はどんな思いで過ごせたか?」なんて事を思わずに、一日が過ぎて行きます。外見や外面が大切ではない事は分かっているけれど、外見に惚れ、外面に魅了されてしまいます。でも本当に大切なことは、全部心の中に詰まっています。優しさも勇気も正直さも欲も・・・。ただ欲が多くなればなるほど、他の大切な事を押し出して行きます。欲が強くなればなるほど、優しさも勇気も正直さなど他の大切なモノが無くなって行きます。...
偽我

偽我

偽我(ぎが)とは、蝶に似た蛾のように、本当の自分を知られたら皆んなにガッカリされる自分の事だと思います。だからこそ、他人に嘘をつかないように、自分の心にもウソをついてはいけないのですね。だからと言って、自分の思う通り、ワガママに生きた方が良いと言っている訳ではなく、偽物の自分を作らないように努力すれば良いのではないでしょうか。他人によく思われたい気持ちは誰にでも有るものだから、そこは否定せず、ありのままの自分を見られても恥ずかしくない自分作りをすれば真我(しんが)=「本物の自分」になったと言えるのでしょう。...
平凡人

平凡人

「褒められた時のみ信じ、否定されると恨むというのは真の平凡人」と言う言葉がありますが、私も含めて殆どの人がそうかも知れないですね…人は誰でも褒められれば嬉しいし、否定されれば残念に思います。しかし褒められてウキウキしても、その人の褒め言葉を疑うよりはマシでしょう。また否定されても動じない心は、信念を持って生きている証拠でしょう。平凡人であることは別にいけない事ではないと思いますが、世の中皆んなが平凡人であってはいけない気もします。やはりリーダーとなって上に立つ人には、出来る限り平凡人であって欲しくないと思うのは私だけでしょうか。...