執筆者 西村 | 2023年09月04日 | カウンセリング
朝起きて「今日という日を私に下さって有り難うございます。」と感謝できる人は、きっと今日という日を無駄に生きる事はないでしょう。また今日が終わり就寝する時に「今日という一日を充分に生きる事が出来たかどうか」を反省する人は、明日という日もきっと大切に生きることが出来るでしょう。こうした毎日を送ることで、一日一日が輝いてきます。そうした輝く日々が何年、何十年と続くと、人生そのものが光輝いてきます。このような一日一生の想いで毎日を送っている人とお逢いした時に、私は「あなたと出逢えて本当に良かった」と心の底から感動してしまいます。...
執筆者 西村 | 2023年09月02日 | カウンセリング
その人の機根に合わせて、話をして行く事の難しさは、人を指導教育した事がある人には良く理解してもらえる事かと思います。その人の機根に合わせるには、その人達の心の諸相が理解出来なければなりません。心の諸相を理解するには、ある程度の認識力の高さが必要となります。壇上に立てば、観客席の皆様の顔が認識出来ますが、同じ観客席に座っていたら、近くの人達の顔は認識出来るけれど、遠くに座っている人達の事までは見ることは出来ません。つまり同じレベル、同じ土俵に居たのでは、心の諸相を認識出来ないから、一段上に立てなければダメだと言う事になります。ですので、...
執筆者 西村 | 2023年08月30日 | カウンセリング
世の中には、「優しさの罠」に引っかかってしまっている方も多いようです。例えば「自分だけ幸せになるのは良くないことではないのか」「周りの人が苦しんでいるのに自分だけこんなに幸福で良いのか」と考えてしまう優しい人がいらっしゃいます。「自分が幸福になると、その分誰かが不幸になる」そんな考え方をする人もいらっしゃいますが、それこそが「優しさの罠」にハマっている状態です。「自分の幸福の火を、他の人の蝋燭に移してあげて行く事も優しさ」と思えれば、蝋燭の火が他の蝋燭に移ったからと言って減らないように、幸福も減って行くことはありません。だから、もっと...
執筆者 西村 | 2023年08月29日 | カウンセリング, 雑記帳
不安と言うものにもプラスのものとマイナスのものがある様です。マイナスのものとしては、現在只今に対する不安と言うよりは、将来に対する漠然とした不安が大半を占めます。いわゆる取越苦労と言われる不安ですが、これはマイナス思考になりがちです。「あんなことが起きたら嫌だなあ」とか「病気や事故にあって死んでしまうんではないか」とか、99%起きる可能性がない事であっても、未来の事は分からないのでマイナス的な気持ちになってしまう事もあります。プラスの方としては、悪い事が起きないように「事前に創意工夫を凝らして対応しておく」など不安材料を梃子にして、プ...
執筆者 西村 | 2023年08月28日 | カウンセリング, 雑記帳
疑問と猜疑心は似ているところがありますが、その結果については正反対になる事が多いようです。疑問は「何故そうなるのだろう?どうしてこうなるのだろう?」と探究心や向上心の元になる場合が多いですが、猜疑心は、過去の騙された経験や辛い目に遭った出来事から自分を守る為に、疑う心が芽生え肥大して現れてしまいます。従って猜疑心にはネガティブな想いがあるので「他人を活かす思い」や「積極的になって行こう」と言う考えが生まれてきません。新しい人に出会っても、猜疑心があると自分を護る事しか考えないので、積極的な交流は心から出来ないので、折角の幸福チャンスも...
執筆者 西村 | 2023年08月26日 | カウンセリング, 雑記帳
自分の目標や使命が決まったなら、それに向かって突き進んで行きたいと思うのですが、その想いが執着心となっては元も子もありません。では「目的を遂行する為に、我武者羅になり過ぎて周りに迷惑を掛けてはいないか?」などの執着心に気をつけるには、どうしたら良いのでしょうか?以下の三つを定期的に自己点検する事が大切なようです。①自分の心の平静が害されていないか?②他人との比較がとても気になっていないか?③客観的に見て焦っていると思われていないか?最終的には「小極では負けても大極では勝っている」と言う状況を創れば良いのですから「肝を据えて、その時が来...