執筆者 西村 | 2025年02月04日 | カウンセリング, 雑記帳
「人を愛そう。愛を与えよう」としている人は、総じて人が良い優しい方が多いでしょう。でも、愛深き人が優しいだけで弱いと、その人が与えた愛の想いが広がらないこともあります。例えば「この人は、このままだと悪いことをするに違いない」と分かったとしても、人が良い故に、その悪を止める事が出来ないとしたら、それは「分かっていたのに止められなかった」と言う罪になります。このままだと、この人は必ず罪を犯し、多くの人を傷付けると分かっているのであれば、その人の将来のために「そんな事をしてはいけない!あなたの言動でどれだけの人が悲しむのか分かっているのか!...
執筆者 西村 | 2025年01月27日 | カウンセリング
「自分という存在が分からなくて、人は人生を彷徨って生きている」と言う表現をする作家や小説家、有名著名人がいるという事は、私たちは自分という存在を、なかなか明確に把握出来ていないのかも知れません。それ故に、血液型占いや動物占い、四柱推命や占星術などの統計学から生まれた「枠にはめる」ものにハマりやすいのでしょう。しかし、本来は全く同じ人間がこの世に存在しないことを自覚しているのも、また自分自身なのです。もし心身共に全く同じ人間が地球上にいたら、同時に複数のことを経験して、複数の行動をとる事ができ、その感覚を共有出来るはずです。でも実際は、...
執筆者 西村 | 2025年01月25日 | カウンセリング
何事においても決断するには勇気が必要となります。それは日常の小さな決断から、世界を変えると思われる決断まで、様々ですが全てにおいて責任が伴います。自分が決めた事なのに、自分に掛かる責任から逃げたがる人が、何事かにおいて決断すると、大抵は酷い結果が生まれます。そう言う人は、謂わゆる「責任回避」の行動を取るので、誰かがその責任を負わされる事にもなります。「人間の歴史は、勇気と決断から出来ている」そう言っても過言ではありません。誰かが未知への挑戦をしなければ、生活圏を広げる事も、発明品も出来なかったことでしょう。その勇気を讃えるために、多く...
執筆者 西村 | 2025年01月22日 | カウンセリング
吉田松陰は「大器をつくるには急ぎべらかず」と言ったそうです。確かに、人間の器を大きくするのに、インスタントラーメンを作る感じで「効率よく短時間で」とは行かない気がします。仮に「あっという間に、あの人なんか雰囲気が変わったね」と言う人が居ないわけでは無く、例えば外国とかに一人で出掛けて苦労して、日本に帰って来たら雰囲気が変わっている人を見掛けたりします。しかしながら、最初は変わった風だけど、数ヶ月もすると元に戻ったり、ちょっと悪い方に変わったりするパターンの人がいるのも事実です。やはり人間の器を大きくするのには「付け焼き刃」は無いのだと...
執筆者 西村 | 2025年01月18日 | カウンセリング
私達には「三大欲求」があります。食欲、睡眠欲、性欲。これらは、どんな人間にも多かれ少なかれ存在し、私たちの心を常に惑わします。ただ天国には、こうした三大欲求はないとされています。天国では、食べなくても、寝なくても、子供を産み育てる必要もないのですから。そうすると古来から修行の意味が分かってくるでしょう。つまり修行というのは「この世の肉体生活においては、欲が不可欠だけれども、あの世に行って霊界生活をする時には要らなくなる。それをこの世に於いて体験してみよう」と言う趣旨があるわけです。例えば断食修行では、何も食べず空腹に耐えてみたり、夜も...
執筆者 西村 | 2025年01月15日 | カウンセリング
私達は一日の内でも300〜30,000回の判断をしていると言われています。二桁の誤差があるのは、その人の生活や性格に依るところが大きいからだそうです。一日中ぼーっとしてても300程度の決断は下している言う事なので、いかに私達は多くの可能性の中に置かれているかが分かります。でも本当に人生を大きく左右する決断については、その判断に躊躇し、迷うはずです。「Aを選べばメリットはこうだが、Bを選べばデメリットはこうなる。」損益を秤にかける思考回路で決断する事もあるでしょう。しかし物事はそんなに単純に出来ていないので、その損益すら判らないことが大...