疑問と猜疑心

疑問と猜疑心

疑問と猜疑心は似ているところがありますが、その結果については正反対になる事が多いようです。疑問は「何故そうなるのだろう?どうしてこうなるのだろう?」と探究心や向上心の元になる場合が多いですが、猜疑心は、過去の騙された経験や辛い目に遭った出来事から自分を守る為に、疑う心が芽生え肥大して現れてしまいます。従って猜疑心にはネガティブな想いがあるので「他人を活かす思い」や「積極的になって行こう」と言う考えが生まれてきません。新しい人に出会っても、猜疑心があると自分を護る事しか考えないので、積極的な交流は心から出来ないので、折角の幸福チャンスも...
普通の人

普通の人

私の子供の頃には、大人になったら「プロ野球選手になりたい」とか「博士か大臣になりたい」「大金持ちになりたい」と言う友達が多かった。しかし、半世紀が過ぎた今は如何だろうか?今でも小学生男子の将来なりたい職業にはプロ野球選手やサッカー選手が上位を占めているようです。「なんだ、やっぱり子供の夢は変わらないのだな」と安心したところもあったのですが、会社員が5位に入っていると言うところは驚きました。「夢や目標が会社員って?」と思ってしまうのは私だけでしょうか?会社員になる事すら難しい世の中になってしまったからなのでしょうか?それとも大会社の社員...
不動心と執着心

不動心と執着心

自分の目標や使命が決まったなら、それに向かって突き進んで行きたいと思うのですが、その想いが執着心となっては元も子もありません。では「目的を遂行する為に、我武者羅になり過ぎて周りに迷惑を掛けてはいないか?」などの執着心に気をつけるには、どうしたら良いのでしょうか?以下の三つを定期的に自己点検する事が大切なようです。①自分の心の平静が害されていないか?②他人との比較がとても気になっていないか?③客観的に見て焦っていると思われていないか?最終的には「小極では負けても大極では勝っている」と言う状況を創れば良いのですから「肝を据えて、その時が来...
母

母は夜中に何度も私の所に来ては、布団を直して掛けてくれました。美味しい料理を子供達に食べさせてあげたいと、仕事の合間に一生懸命に料理の本を読んでいました。自分の服を買うより、子供達の服にお金を使っていました。自分の事で泣くより、子供達を守ることに必死になって生きていました。そんな母親の事を、愛おしく思わずにはいられません。人生を振り返ると、母親にして貰ったことばかりで、何の恩返しも出来ていない自分を発見します。たとえ逝ってしまっても、感謝の想いは必ず通じるはずです。...
幸せと感じる時

幸せと感じる時

ハーバード大学の長年の調査によると、人の幸福度は「地位や名誉や財産、老後の蓄えはあまり関係がなく、幸福感と健康は次のことに由来する事が多い」との事でした。「自分とどれだけ深く関わる人がいるか?」「自分をどれだけ深く理解してくれる人がいるか?」で幸福度が違ってくるそうです。関わる人=理解してくれる人とはならない所が難しいところでもあるかも知れませんね。「愛があれば幸せ」という方も多いかと思いますが、愛=関心度と捉えれば上記の事も理解出来ます。「愛の反対は無関心」という言葉からしても、「他人に関心を寄せるという事が世界を幸福に導く」という...
カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果とは、多くの音の中から自分が必要としている情報や重要な情報を、無意識に選択することができる脳の働きのことを言います。 これは1953年にイギリスの認知心理学者のコリン・チェリー...