執筆者 西村 | 2023年07月05日 | 自分史, 雑記帳
最近は悩みがない人が増えているようです。「あなたの悩みを自由に書いて下さい」と言うアンケートを取ってみても「具体的な悩みはありません」と言う方が3割強いらっしゃいます。でも、そうした方々とお話ししてみると「悩みは無いけれど漠然とした不安はある」とおっしゃいます。「漠然とした不安」…本人さえも捉えられていない不安なので、その不安を払拭する事は難しいのですが、よくよくお話を聞いてみるとその不安のほとんどは「自分の将来や未来に対する不安」が大半のようであることが分かりました。「これからの自分の人生に苦難や困難現れてくるのではないか」という不...
執筆者 西村 | 2023年07月04日 | 雑記帳
この世の中には絶対的なルールがあります。それは「あなたの心は何人も支配する事は出来ない」という事です。身体は牢屋や拘束具等で行動を押さえつける事は出来るけれども、その人の心までは支配出来ません。「いや、洗脳という事で思い通りに動かす事が出来るじゃないか」と仰る方もいらっしゃるでしょう。でも洗脳に至るまでに、全く自分の意思はなかったでしょうか?おそらく、最初は疑いや迷いの気持ちもあった筈です。洗脳もいわゆる自分の意思による従属であり、その人が望んだ結果に過ぎないのではないでしょうか。従って、その人が従属を本気で望まなければ洗脳は解ける筈...
執筆者 西村 | 2023年07月03日 | 雑記帳
誰でも皆んな「自分を守りたい」という本能があります。その本能があるが故に自己保存欲が生まれ、その自己保存欲が害されそうになると恐怖心が生まれて来ます。結局、お互いに自分を守りたいが為に、その恐怖心に抗うようにして争いや戦争に発展します。そうした死に対する恐怖心を取り除く為に、古来より宗教が生まれて来ました。例えばキリスト教は神に対する信仰心の象徴として縦方向の柱があり、「同じ神の子として愛し合いなさい」として横の繋がりが説かれました。それ故にキリスト教の象徴として「十字架」が生まれました。縦の光と横の光の中心に自分が立つことで、恐怖心...
執筆者 西村 | 2023年07月02日 | 雑記帳
劣等感と嫉妬心の距離はかなり近いと言えます。ですので「劣等感を感ぜずして嫉妬心のみを感じる」と言う事は少ないようです。ある人に劣等感を感じると「私はあの人と比べるとダメだ」と落ち込んで行くタイプと、相手に対して激しい嫉妬心を燃やすタイプがいます。前者の場合、自分を必要以上に憐れむ自己憐憫の思いも、もちろん幸せな道へ続いていないでしょう。何故なら「私はダメな人間だ」と言う思いは、自分も幸せにしないどころか、その言葉を聞いた他の人の気持ちまで萎えさせてしまいます。また誰かに嫉妬する事で、自分が成長して、幸福になる事はないと言えます。「実力...
執筆者 西村 | 2023年07月01日 | 雑記帳
ゲームの中にも出て来ますが「この薬はどんな傷も病も治す」と言うアイテムがありますが、本当にあったとして、あなたはそれでも毒薬を飲んだり、わざと怪我したりするでしょうか?宗教の中には「どんな悪人でも、この教えを信仰さえすれば救われる」と言うものが、かなりの数あるようです。この考えを逆手に取って「どんなに悪いことをしても神様が救ってくれるのだから、やりたい放題やってから信仰する」と言う輩が必ず出て来ます。まるで、わざわざ毒薬を飲んで、何でも治せる良薬を飲むような気持ちでいるのでしょう。しかし、そう思い通りにならないのが現実です。何故なら、...
執筆者 西村 | 2023年06月30日 | 雑記帳
本当に悲しい時や辛い時には、何故か涙が出て来ない時があります。愛する人との突然の別れ…思いもしなかった裏切り…自分の非力さを思い知ったとき…哀しみは突然やって来ることが多いようです。あまりに唐突な出来事で涙が出なくても、人に泣いていることを見られることが、弱い人間だと晒しているようで恥ずかしくても、心が落ち着いてきたら、涙をいっぱい流しましょう。涙という字は氵と戻で出来ています。たくさん沢山泣くことで、心の哀しみを氵(なみだ)で流し、本来の自分に「戻」れば良いのです。...