蝶と蛾

蝶と蛾

見てくれも良くて、スマートな異性に惚れてしまい、夢中になって我を忘れてしまう人は、まだ蝶に成れてないのかも知れません。外見の美しさだけで飛んで行ってしまう人は、ギラギラした光に集まる蛾のようで、側から見ていても美しくないですよね。けれども、その人の本質を見抜き、蜜の質を感知している蝶は、そうした外見の美しさだけには惑わされないようです。そうした人こそ、本当の蝶のように、美しく優雅に羽ばたいているようです。...
自分と他人

自分と他人

これもお聞きになったことがあるかと思いますが、能力の無い人は「他人に厳しく、自分には寛容」ですが、優秀な人は「他人に寛容で、自分には厳しい」人が実際に多いと感じます。それでは「他人にも厳しく、自分にも厳しい」人はどうかと言うと、職人ならば大成する人もいるかも知れませんが、組織で生きて行くには、現実的にはなかなか厳しいものがあるようです。昔の職人さんや一芸に秀でた人には「俺の背中を見て悟れ」的な人は居ましたよね。今もいるんでしょうか?...
諫言

諫言

誰でも自分の耳に痛い言葉は、例え諫言(かんげん)であっても素直に耳を傾けることは難しいことです。でも本当に成長したければ、自分のことや組織の事を心から思ってくれての諫言については、受け止めて行かなければならないと、つくづく実感します。何よりも組織を守り、自分の成長のためにも。...
責任感

責任感

あなたの器を測る方法として「どこまで責任を取れるのか」と言う問いがあります。どう言う事なのかと言うと、例えばあなたが社長だったとします。ある時、会社の社員が不祥事を起こしたとしたら、社長であるあなたはどんな対応をしますか?「その不祥事は、その社員が勝手に起こした事だから会社は関係ない」と言って逃れようとするのか。あるいは「社員のしでかした事は社長である私の責任です」と言って大勢の前で頭を下げて、その後始末を嫌がらずに出来るのか。そこで、社長としてのあなたの器が決まってきます。経営コンサルの一倉定さんは「ポストが赤いのも社長の責任と思え...
叱られる

叱られる

これから春に向かって、新入生、新入社員が何処の組織でも迎えられることでしょう。そんなルーキーたちを見ていると、先輩達も初心を思い出さずにはいられなくなります。「入社したての頃は、毎日のように叱られたなぁ」と私も若い頃を思い出します。けれども今思うと「叱られているうちが花だった」とも感じます。叱られると言う事は、それだけまだ伸び代が有ったという事で、誰も叱ってくれなくなったと言う事は「叱っても変わらない」と思われているか「叱ったところで、どうなの」と思われているのかもしれないですね。だから、若者よ。大いに叱られて下さい!笑そして大いに反...
入場券

入場券

この時期の受験生は、気持ちが張り詰めていてピリピリしているかと思います。良い学校に入って、良い会社に入社して、お金持ちになってやる!そんな気持ちの受験生もいるかも知れません。しかし今の世の中、学歴だけで、出世したりお金持ちになるには、厳しくなって来ているのも現実です。良い大学を卒業しても、入場券を獲得したような感じだけで、「幸福への乗車券」を得るには、これから自分自身でもっと努力精進して行くしかないと、何処かで気がつく時がくればラッキーですね。...