人生のドア

人生のドア

若い頃には「自分にはこの道しかない。この仕事しかない。だから頑張る!」と言っていたのに、今やっている仕事は全然違う仕事と言う方は、私だけでは無いと思います。「人生の選択においては沢山の道へ続くドアがあるけれど、開けることができるドアはただ一つ。他のドアも開けたいけれども、同時には二つは開けない。一つのドアを閉めた時に、また別のドアを開けることができる。」と言う話を聞いたことが皆様もあるかもしれません。今振り返ってみると「本当にその通りだなぁ」とつくづく思います。あれもこれも試してみたい、挑戦してみたいと思うけれど、二兎も三兎も追えない...
無知

無知

ソクラテスは「無知の知」を説いていました。「自分は何も知らないという事を知っている。」という事ですが、最近は学者、言論人、メディア関係者でなくても、自分の思いをネット等で自由に発信できるようになりました。その為今までは「個人対個人」であった情報発信も「個人対社会全体」となり、より危険性が増したと言えるでしょう。例えば、ネットであったこともない人の事を悪く言う、有名人や著名人を誹謗中傷する、ウソの情報を拡散して喜ぶ・・・「真理」「善」「美」に合致した言論発信ならば、世の中を成長させることに貢献しそうですが、そうでない場合は「川の中に毒を...
長い箸の例え

長い箸の例え

美味しそうな中華料理を前に、5人の男女が円卓を囲んでいました。彼らの前には1メートルはあろうかと思われる長い箸🥢が置いてあります。「こんな長い箸じゃ、食べる事が出来ないじゃないか!」と太ったオジサンが言いました。「まったくだ。ここの店は何を考えているんだか!ダメだな、この店は!」とスーツを着た男の人も御立腹です。暫くして若い女性が「この箸じゃあ自分で料理を自分の口に持って行くことは出来ないけれど、いい方法があるわ。」と言って、長い箸を持ち、シュウマイをひとつまみ。そのシュウマイを、先程から怒っているオジサンの口元に持っ...
お経の意味

お経の意味

皆さまも聞いたことはあるだろうお経として「南無妙法蓮華経」「南無阿弥陀仏」「般若心経」などがあるかと思います。でもこれらの内容、意味はご存知でしょうか?「南無妙法蓮華経」は簡単に言うと「蓮華経に帰依します」という意味になります。じゃあ「蓮華経」は?「汚い泥水の中でも綺麗な花を咲かせる蓮華のように、あなたも環境のせいにしたりしないで、自分自身の美しい花を咲かせましょう」と言うお経です。あわせて「南無妙法蓮華経」は「お釈迦様が説かれた蓮華経を信じます」と言う内容となります。「南無阿弥陀」の「阿弥陀」とは、お釈迦様の「救いの面」「慈悲の面」...
天国と地獄

天国と地獄

最近ではあまり使わなくなった言葉「天国と地獄」あるとか無いとかのお話をしても良いのですが、それよりも「もし地獄があったとしたら、そこにいる人達はそれを地獄と感じているだろうか?」と言う疑問です。よく「地獄のような職場だ」「地獄のような特訓を受けた」とか言いますが、そもそもどんな劣悪な環境にあったとしても、その人がその場所が「住み心地が良い。働き心地が良い。」と感じれば、その人にとっては天国なのかも知れません。即ち「側から見れば地獄のような所だけれど、その人にとっては天国である。」と思っている場合もあると言うことです。本当は天国、地獄は...