執筆者 西村 | 2022年12月04日 | 雑記帳
これからは「人生百年時代に入る」と言われて久しいですが、ただ百年生きるのではもったいないですね。どうせ長生きするならば、幸せに生きたいものです。カルロス・ゴーン氏のように65歳になってから世界逃亡みたいな感じでは悲しいものです。最後は「晩節を汚さない」を生き方をしたいものです。これから先は「小中高大学で成功を計られ、その後は一生安泰」と言う甘い時代は来ないことは見えております。100歳まで生きるとしての人生の組み立てが必要となって来ている感じがします。...
執筆者 西村 | 2022年12月03日 | 雑記帳
私も三人の娘がいますので、小さい頃はとにかくその成長が愛おしくてたまりませんでした。初めてハイハイした時は喜び、立ち上がっておぼつかない足取りで歩いた時には歓喜しました。しかし、ハイハイも、初めてのつかまり立ちも、他の子供たちとの成長を比較して、焦ったり、悩んだりしてしまったら、その喜びも半減します。他人との比較は、周りより優れていた場合は安心したりして良いのですが、平均より遅れていたり、劣っていたりすると、落ち込んで悩んでしまうこととなります。子供たち本人の自尊心も傷つけたりしてしまう場合もあります。親として子供たちに教えられる一つ...
執筆者 西村 | 2022年12月02日 | 雑記帳
世の中には不自由に感じる社会的なルールが存在します。私達の生活は、そうした法律や規則によって成り立っています。「自由な国なんだから何をやってもいいじゃないか」と言って、人を傷つけたり、他人の物を盗んだりすれば罰せられます。「こんなの自由じゃないじゃないか!不自由な世界だ!」と叫んだところで同情してくれる方は少ないでしょう。田んぼに人や機械が行き来する為の畦道がありますが「ちょっとでも収穫量を増やしたいから、畦道も田んぼにする」と言ったらどうなるでしょうか?田んぼの中を行き来したり、機械等を移動したりして、結局は苗などを傷めてしまい収穫...
執筆者 西村 | 2022年12月01日 | 雑記帳
わがままや人が見ていなければ悪い事をしても良い、意地悪をしたり、悪口を言ったりと、小さい頃からそうした事を積み重ねている人は、大人になるにつれて段々と心の傾向性として現れてきます。大きな水瓶の水に墨汁を一滴落としても最初は変わらなくても、一滴一滴と積み重ね落としては行けば、やがては人も飲めなくなるほど汚れてしまう事と同じで、些細な悪事だから大丈夫と思っていても、やはり結果には大きな違いが出てしまうという事なのでしょう。栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)とは「大成する人は幼少のときからすぐれているというたとえ。」...
執筆者 西村 | 2022年11月30日 | 雑記帳
本当の意味で仕事が出来たり、本当の意味で賢くなったりすると、凡人と変わらないかの様に、俗人に紛れ込む事ができるようになるそうです。これを「和光同塵(わこうどうじん)」と言います。光を見せすぎずチリの中に紛れて、一緒に生きていける、人を刺激せずに普通の人の様に馴染んで、周りの人の空気を壊さずにいられる様な境地にいる人は素晴らしい人だと思います。そういう人こそが「名人」「達人」というべき人なのでしょう。...
執筆者 西村 | 2022年11月29日 | 雑記帳
これは柳生石舟斎の言葉ですが、「ただ強いだけではいけない。本当に強くなってきたら、今度は弱さが出てこないといけない。その人の発する言葉ではなく、その人の心の声を感じ取れ。本当に強くなってきて、弱さ、柔らかさが出てくる様になると、万人の心が読み取れる様になり、他人に対して優しくなれる。」という事です。どんな仕事をしていようと、どんな業界に居ようと「極意を会得した」と言われる方に、とても深い優しさを感じるのは、そういう方々はきっと、他人の「心の苦しみや悩みの声」を聞いているからなのでしょう。...