戦争の根源は恐怖心

戦争の根源は恐怖心

「なぜ戦争が起きるの?」と子供達に質問された時、皆様ならばどの様にお答えになりますか?私なら「相手のことが分からないから相手のことが怖くなる。怖くなるから自分を守ろうとする。守ろうとするから、相手が少しでも自分にとって嫌なことをしようと分かると攻撃してしまう。だからケンカのような事が起きて、それが国同士だと戦争になるんだよ」と答えます。簡単に言ってしまえば、喧嘩も戦争も自らを守ろうとする「自己防衛本能」と「恐怖心」から発生しているのだと私は思っております。しかしながら、世の中はそんなに単純では無いことも理解しております。ウクライナのよ...
愛を裏切られる

愛を裏切られる

世の中で辛く苦しいことは沢山あるかと思いますが、最も辛く厳しい事の一つに「愛を裏切られる」と言う事があります。経済的損失や人から侮辱されたりすることも辛い事ではありますが、信じていた人の愛情に裏切りがあった時の魂への打撃、傷は相当深く残り、中には自殺を考えてしまう場合もあります。夫婦間でも、「妻あるいは夫が伴侶以外の異性と深い関係になってしまう」と言う事があった時、その行為そのものと言うよりも「自分が愛すべき人を深く傷つけてしまう」と言う行為そのものが罪深いという事になります。「夫婦になる」とは「お互いに愛を与える誓いをした」と言うこ...
民は水、君主は舟なり

民は水、君主は舟なり

水はよく舟を浮かべて運んでもくれますが、時には暴れて舟をひっくり返すような時もあります。舟は「自分は水より上にいる」と思っているかも知れませんが、それは水が舟を支えてくれているいるから浮かんで居られるであって、一旦水が荒れ始め、激流になったら舟は沈んでしまうという事を知らなくてはいけません。民心は常に揺れ動いているので、「自分はもともと選ばれるべくして選ばれてリーダーとしているのだ」と言う心であれば、反省も無ければ進歩も無いでしょう。弁舌爽やか、見た目も美しいだけでは真のリーダーにはなれないと言う事ですね。...
マリー・アントワネット

マリー・アントワネット

マリー・アントワネットは大きなハプスブルク家からルイ16世のもとへ嫁ぎました。しかし、生活レベルを下げたくないのでワガママし放題。民衆の心も最初は歓迎ムードでしたが、段々と嫌気がさしてきました。そしてフランス革命が起き、結局、最期はギロチン台へ…やはり上に立つものは「人心が離れる」と言う事に対して敏感で、かつ警戒しなければなりません。リーダーたるもの「多くの人の心を分かってくれる指導者を、皆んなは求めているのだ」という事が分からないといけないようです。...
平等と公平

平等と公平

日本は民主主義だと言いながらも「みんな同じならば良い」「誰かが抜きん出るのではなく、結果平等であれば良い」と言う考えがどうも有るようです。ですので、運動会でも順位をつけるのは差別だとか、皆んなが100点が取れないテストの方が間違っているとか、言いたがるのでしょう。しかし同じ民主主義国家であるアメリカは少し違っています。「人間は同じように神様が創られた神の子であるから平等だ。けれども、努力によって良い学校にも入れるし、お金持ちにもなれる。個々の精進によってアメリカンドリームを追い求めるが可能だ」と多くのアメリカ人は考えています。ですので...
三福

三福

「さんぷく」と読みますが、仏教の言葉です。幸田露伴が使い有名になりました。「惜福(せきふく)」例えば、思ってもいない出世をして、本来ならば自慢するところを、益々物腰が柔らかくなって周りに優しくなって行く…そう言う人柄だからまた出世して行く…「福を惜しんで慢心しない」そんな感じです。「分福(ぶんぷく)」偉くなっても驕り高ぶらず、周りの人の事を気遣い、福を施していく人は、嫉妬もされにくく、恨まれことも少ないでしょう。「植福(しょくふく)」将来の為に、今は果報(結果)が得られなくても、家族のため、会社のために、投資するように、植林をする様に...