執筆者 西村 | 2023年01月10日 | 雑記帳
これは山本常朝が書いた「葉隠」の中にある言葉ですが、ここには「勝っても負けても恨みっこなしよ」という思いもあるのではないかと私は思っております。真剣で斬り合う以上、不具になったり、命を落としたりする事は覚悟の上で、それでも相手を恨まずに、たとえ命を奪われたとしても、恨むことなく成仏する為に、武士道精神が必要ではなかったのではないでしょうか。負けてしまった方が恨みを持っていたら、勝った方は呪われて、それこそたまったものではありません。切腹においても「我、何人も恨まず」と言う思いで、自害した武士は多かったのではないかと推測します。その潔さ...
執筆者 西村 | 2023年01月09日 | 雑記帳
エジソンが8歳の頃、学校の先生からエジソンの母親に手紙が届きました。その手紙を見た母親は涙を流しました。エジソンはお母さんに、何が書いてあるのかを聞いたところ、「エジソン、あなたはとても頭が良い子なので、私達の学校では教える事が出来る教師がおりません。ですのでお母さんが息子さんの先生になってあげて下さい。」と書かれていたとエジソンに伝えました。それからのエジソンは、一生懸命に母親と共に図書館で勉強しました。そして偉大なる発明家となりました。時が経ち、母の死後、エジソンが母の遺品を整理していると、あの時の先生からの手紙が出てきました。そ...
執筆者 西村 | 2023年01月08日 | 雑記帳
世の中には地位も名誉も財産も無いのに、輝いて見える人がいますよね。テレビでも紹介されましたが「面白い動きをしてドライバーを楽しませながら、安全に誘導する警備員さん」をご存知でしょうか?彼の生い立ちを聞くと、その笑顔からは想像もつかないほど壮絶な人生を歩んでおりました。それでも彼は「与えられた仕事の中で、どれだけの人を幸せに出来るかが勝負だと思って生きてます!」と屈託なく笑い、インタビューに答えてました。彼は笑顔とひょうきんな動きで、多くの人に幸せを振り撒き、皆んなの心を輝かせていました。輝いている人は、他人を輝かせて、幸せな気持ちにさ...
執筆者 西村 | 2023年01月07日 | 自分史, 雑記帳
最期、この世を去るときに一番難しいことに「執着」があります。大抵「死を怖がる人の多くは執着するものが多い人」と言われています。命そのものに対する執着は勿論ですが、愛する家族との別れ、地位や名誉や財産への思い、本人自身の肉体への執着…こと細かにあげればキリがないことでしょう。でも、こうしたものはあの世には持って帰れません。お坊さん達は「三途の川を渡る時、身につけたモノが重ければ重いほど、川を渡るのに難儀をし、その重さで川に沈んでいく」と教えてくれます。この身につけたモノこそ「執着」そのものです。そうなると持って帰れるモノは「心」しかない...
執筆者 西村 | 2023年01月06日 | 自分史, 雑記帳
世の中には傲慢な人はいっぱいいるけれど、一番傲慢な人は「自分の知らないことだから、それは無いのと一緒と言う人」だと私は思います。「そんな人いるの?」と言う方もいらっしゃいますが、意外と身近にいるものです。例えば、学校の先生であったり、例えばどこかの会社の社長であったり、何かの組織のリーダーであったりと、身近なところに「自分の言う事を聞いていれば間違いない!」と言う方が必ず一人はいるはずです。彼らからすれば、他の人は皆おバカさんに見えるかも知れないけれど、「あなたが自慢している知識も、長い歴史の中で沢山の人が努力精進して紡ぎ出してきた智...
執筆者 西村 | 2023年01月05日 | 雑記帳
これは仏陀が悟った時の最初の教えの一つです。何も「年明け早々、掃除をしろ」と言っているのではなく、「心のチリやアカを取り除いて綺麗にしないと、汚い窓からは良い景色が見えないように、汚い鏡では顔もまともに見れないように、先ずは心の窓や鏡は常に綺麗にする様に心掛けて、埃や汚れを取るように反省しましょう」と言っているのだそうです。年末に綺麗に拭いた鏡に映る自分の顔が何となく綺麗にみえるように、心の鏡も磨いておけば周りの人のお顔も美しく見えることでしょう。...