自惚れない

自惚れない

私も若い頃は(今もそうかもしれないと自省しております)他人様に認められたくて、褒めて貰いたくて、一生懸命に自慢しておりました。その結果どうなったかと言うと、誰にも相手にされなくなりました…自慢している人に対して、最初は誉めてあげますが、そのうち褒めると自分が損した気持ちになり、その人が来るだけで「また自慢話をするんだろうな」と思って避けてしまいますよね。自分がそうだから、他人様も当然そうなります。自慢すればするほど誉められなくなり、自慢しなくなればなるほど褒められる…そんな一見矛盾したような状態にある時、気が付きました。「唯我独尊の気...
占い

占い

今は占いブームなのか、それとも先行きが分からない混沌な時代になっているせいなのか「占って貰いたい」と言う方や「占い師になりたい」と言う方が増えているように思います。ただ私も占いに30年以上関わっている者として、ご忠言したい事は「ヤバい占い師が増えてますよ」と声を大にして言いたい。「お前もそうじゃないのか?」と言われそうですが、少なくとも大中小企業等の会社組織の中で揉まれ、30年以上の組織人としての経験もありますので「組織での管理経験もない、会社勤めも長く勤まらなった。占いの仕事しかやった事がありません。」と言った方達よりは「一般的常識...
精読と多読

精読と多読

読書はどんなに年をとっても楽しめる趣味ですが、同時に自分を心の成長にとってはとても大切なエネルギー源となりますね。お話していても書籍をたくさん読んでいる人のお話には含蓄があります。本の読み方には多くく分けて2種類あります。書籍を覚え込むようにしっかりと読み込んで行く「精読」。とにかくあらゆるジャンルを早い速度で読んで行く「多読」。この両方を兼ねるのは大学教授などの知識人でも難しいと言われています。この両方を兼ねるには「意志の力」「継続の力」「忍耐力」「隙間の時間を使う努力」「発奮」が必要だそうです。この中でも「継続の力」は仕事や何事に...
心配性

心配性

この話はある国で良く語られる例え話です。ある山あいに二人の息子と暮らす未亡人が住んでいました。彼女の長男は、傘を作って売っていたので、彼女は毎朝起きると、雨が降ることを祈り空を見つめてました。晴れそうだと「傘が売れなくて長男がかわいそう。一生懸命に傘を作っていたのに…」また雨が降ると「次男の団扇が売れなくなってしまう。せっかく一生懸命に団扇を作っていたのに…」彼女は毎日、空を見上げては、ため息をついていました。ある時、近所の女性に「あなた何でそんなに悩んでいるの?雨なら傘が売れるし、晴れなら団扇が売れるからいいじゃない。どちらにしても...
むかし帰り

むかし帰り

今やひと頃のような経済成長は見込めなくなっています。政治家も学者も何をすれば経済が成長するのか分からないと言う混沌状態です。物価は上がり、賃金は増えない。だから消費を控え自給自足の生活を考え始める。消費が減るから、会社が行き詰まり賃金が出せない。こうした悪循環が始まっていますが、こうした時こそ「自分と自分の生活を見直してみる良い機会が来た」と、喜ぶべきだと私は思います。お金があると使う方に意識が向き「あれを買いたい」「これがしたい」「どこそこに行きたい」と外の方に欲が向きますが、お金が無くなると「そもそも何の為に生きているのか」「私は...
希望が最良の薬

希望が最良の薬

ロバート・シュラーはその著作「いかにして自分の夢を実現するか」の中で、ある精神科医の話を引用しております。「私たちは来る日も来る日も大勢の患者を診察していますが、特別な治療をした訳でもないのに、灰色にたるんでいた患者の皮膚が突然ピンク色に染まり、眠ったような目に光が戻る事がえります。その奇跡をもたらすのは『希望』です。希望こそ、何にも勝る薬です。患者の何処から、どうやって希望が生まれたかは分かりませんが、私たち医者の力ではないことはたしかです。自分が希望が見出せれば、その患者の病気は既に治っています。」その人にとっての「希望」は最良の...