人間としての義務

人間としての義務

「人間としての義務」あまり聞きなれない言葉かと思いますが、実はこの言葉の内容こそ20代、30代を生きる上で幸せになるか不幸せになるかの分かれ道になる言葉なのです。人は一人では生きて行くことが出来ません。それ故に、助けて助けられて何とか人生を歩んで行くが実際のところであることを、年を重ねるごとに感じてきます。一人で生きて行けない人間であるからこそ、自分が置かれた立場で「人間としての義務」を果たして行かなければ、他の人の役に立つことは出来ません。若いうちに「遊べるうちに遊んでやろう」と思って、その義務を果たさず生きた人は、側から見ると楽し...
子供時代

子供時代

誰でもそうだと思いますが、私も自分の子供時代は美化しがちです。「勉強はしなかったけれどテストはよく出来たはずだ。」「練習しないけれど本番での試合で負けることなかったと思うけど。」など、自分の親からすると「本当かな?」と思えるほど、自分の子供の頃の記憶は嫌なことは忘れがちで、良いことは美化されがちです。だからこそ自分の子供達がテストで悪い点を取ったり、部活でミスして負けたりしても、自分の子供時代の事を引き合いに出して、しつこく責めたり咎めたりする事は本当は出来ないはずです。子供たちに対して、もっともっと寛容に、もっともっと長所を伸ばして...
多様性

多様性

人は価値観の多様性を認めることが出来ると、他人に対して寛容になれると言います。自分は時間に厳しいからと言って、子供達にその価値観を押し付けた場合、そこに不幸が生まれる場合があります。「時間はちゃんと守りなさい。私は小さい頃から時間だけはしっかり守れる子供だったのよ。だからあなたも起きる時間、勉強の時間、寝る時間はきちんとしましょうね。」こうして子供の教育と言って、自分の価値観を子供たちに押し付けたりしているのは私だけではないかと思います。例え自分の子供であっても、人格は別個の人間です。才能も違えば価値観も異なります。ある子は勉強は出来...
成長

成長

誰しも何らかの悩みを抱えて生きています。しかしながら、その悩みの大半は、地球上の誰かが経験してきた事であり、解決してきたことが大半です。と言うことは、解決できない悩みは殆ど存在しないと言うことになります。自分にとっては大きな悩みであっても、ある人にとっては取るに足らない悩みである可能性もあり、既に解決してきた悩みである場合も多いのです。同じ悩みでも、ある人にとっては人生最大の悩みとなり、ある人にとっては数秒で解決してしまう悩み。この違いは何処にあるのでしょうか。私はその人の「人間的成長の違い」とあると考えております。人よりも高い所に立...
復元力

復元力

どこの会社や組織でも、最初のうちは失敗もするし、叱られもします。しかし、叱られたくらいでずっと落ち込んでいては、先々真っ暗な道しか見えてきません。出るたびに打たれる杭のように、その時は打たれて沈むのだけれど、また復活してくるような人物でなければ、厳しい人生を歩むことは中々困難になってしまいます。打たれて大人しくなるような人は、最初から「自分は人に使われるタイプ」と思って「部下道」に徹することが良いかもしれません。別に使われる人が悪いのではなく、「そうした性分なのだから仕方ない」と思えば腹も立たないし、他人と比べていちいち落ち込まなくて...
七転八起

七転八起

七転八起「七転び八起き」と言う言葉は今ではあまり使われていないので、若い方は知らないかも知れません。「7回転んでも8回立ち上がる」という意味ですが、7回転んだら7回しか立ち上がれない筈ですが「8回立ち上がれ」と言っています。これは「転んだら以上に立ち上がれ」と言う事を伝えたいのだと、理解して行けば良いでしょう。人生を70年80年と思えば、だいたい10年に一度くらいの割合で人生の躓きがあると言う事でしょう。10歳前後で最初の試練が訪れ、20歳前後で進学、就職、恋愛で苦しみ、30歳前後で結婚の事で悩み、40歳前後で体力の衰え、将来に対する...