天泣

天泣

天泣(てんきゅう)と読みますが、晴れているのに雨が降ってくる様子を「まるで天が泣いているよう」と表現した言葉です。転じて「笑顔なのに心が泣いている」そんな様を表す時に使います。「狐の嫁入り」と言う表現もありますが、天泣の方が情緒がありますね。「心は哀しくて堪らないのに笑顔でいなければ…」そう思って気丈に振る舞っている姿がこの言葉からは想像できて、何だかこちらが泣いてしまいます。...
はんなり

はんなり

「はんなり」・・・今の人はあまり聞いた事がない言葉かも知れません。「おしとやかで、落ち着いた華やかさ」「上品な上に明るさがあるさま」語源は「花なり」「花あり」から来ています。私の勝手なイメージでは、京都の着物美人、日本舞踊…を思いつきますが、別に女性に限ったことではなく、物や雰囲気にも使ったりもします。はんなりした人物も良いですが、はんなりした人生を私は送りたい…そう思うこの頃です。...
心を見つめる

心を見つめる

常日頃忙しくしていると、自分の心の中を振り返ると言うことが出来なくなります。ましては毎日「今日はどんな思いで過ごせたか?」なんて事を思わずに、一日が過ぎて行きます。外見や外面が大切ではない事は分かっているけれど、外見に惚れ、外面に魅了されてしまいます。でも本当に大切なことは、全部心の中に詰まっています。優しさも勇気も正直さも欲も・・・。ただ欲が多くなればなるほど、他の大切な事を押し出して行きます。欲が強くなればなるほど、優しさも勇気も正直さなど他の大切なモノが無くなって行きます。...
天使

天使

成功している人達を観ていると、本当に天使のように輝いて見えます。「あの人のようになりたい。あの人のような成功者になりたい。」そう心の中から思います。しかし、そうした天使のように見えた成功者であっても失敗もします。羽が傷つき地表に落ちてくる時もあります。その時に、成功していた時のように、その人が同じように天使に見えるかどうか…ここが、その人が本当に天使であったかどうかが問われるところになると思います。羽が傷つき地に降りた天使…それでも元気に地を歩き、人々に笑顔を振り撒き、傷が癒える時を待てるのか…ここが正念場であり、試されている時でもあ...
自分を褒め称えるな

自分を褒め称えるな

世の中には本当に素晴らしい才能をお持ちの方が沢山いらっしゃいます。誰しもが何らかの長所を持って生きています。その長所は、ご自分の努力の賜物も勿論あるでしょうが、多くは神様からのギフトであることが大半です。直感力、ずば抜けた記憶力、手先の器用さ、芸術的才能、音楽センス、経営能力、人的掌握力…あげればキリがありませんが、皆んなが一つだったり、複数の才能を持っていたりして、この世の中を住みやすい世界にしようと、その才能に磨きをかけてくれています。しかし、そうした素晴らしい才能も、人々からの称賛を求めるためだけに使われると、その色合いが急にく...
お返しの人生

お返しの人生

「感謝とは努力を続ける者のみに許される喜びである」私はこの言葉が大好きです。毎日毎日、いつ結果が出るとも分からないことに挑戦したり、その結果がどうなるか分からないのに努力し続けることの厳しさ辛さは、他人には分かってもらえません。しかし誰が見ていなくても、誰に褒められなくても、努力し続けて行こうとする気持ちは、自分にだけ向かっていた気持ちがある日突然、周りの人へと目を向けさせます。努力している自分のことを見守り、応援してくれている人が沢山いる事に気付いた瞬間です。すると感謝の気持ちが沸々と湧き上がってきます。「こんな自分を応援してくれて...