進歩

進歩

「人生とは重荷を背負って歩くこと」と言う言葉を、何処かでお聞きになったことがあるかと思います。歩めば歩むほど重荷が増して行く人もいれば、歩むごとに軽くなって行く人もいます。その違いは何処にあるのでしょうか。日々「今日は、あの人にこんな事をしてしまった。明日は謝って、二度としないようにしよう」と反省をして一日を終わる人は、重荷が日々なくなって軽くなって行く人でしょう。その逆に、反省もせず、行いも正すことをしなければ、その重荷はドンドンと重たくなって行きます。自分では忘れたつもりで愉快に暮らしていても、潜在意識では罪悪感を感じているので、...
注意

注意

私だけではなく皆さまもそうでしょうが、人から注意されるのは嫌なものです。人は誰しも「他人の欠点はよく見えるけれど、自分の欠点は分からない」ものです。子供の頃は、自分の欠点を指摘してくれる大人や仲間達が沢山周りにいましたが、大人になってくると、積極的に指摘してくれる他人が居なくなってきます。それは歳を重ねるほどに…ただ非難批評の為の注意ならば遠慮したいところですが、本当にあなたの事を思って注意してくれる人が周りに一人でも居るのならば、その人をこれからも大切にしなければいけないと感じます。注意してくれる人は「目の上のたんこぶ」みたいでいや...
心

「心」は目には見えないけれど「心遣い」はその人の言動に現れてきます。「思い」も見えないけれど「思いやり」は、その人の優しさがじんわりと伝わってきます。「愛する」気持ちも伝わり難いこともあるけれど「あなたが愛しい」と言う気持ちは、笑顔や言葉に出てきます。優しい想いも、温かい心も、その人の言動や姿形や仕草などに現れてきます。ですから憎しみや妬み、愚痴や不平不満のマイナス的思いも外側に出てきてしまいます。病気も自分の思いが作り出している現象である事を身をもって知っていたから、昔の人は「病は氣から」と言ってきたのでしょう。...
信念

信念

一生懸命に努力して成功や幸福を得たとしても、それを批判する人は必ず現れてきます。それも、幸せになればなるほど、成功すればするほど、そうした批難批判する人達は増えて行きます。その時に、自分の心が弱くなっていると、そうした批判とかに負けてしまう人が、残念ですが一定数でて来てしまいます。せっかく富士山の八合目付近まで来たのに、頂上まで到達出来ず、来た道を引き返してしまう人達です。そうならない為には、自分自身で確固たる「信念」を待つ必要があると松下幸之助翁も仰っておりました。「自分の成功や幸福を求めて来たのは、何の為なのか?」「こうして自分が...
一本一本

一本一本

「有り難うと、たくさん言いなさい」と良く言われますが、その本当の意味をご存知でしょうか。心が悩みで一杯の時、悲しい出来事があって生きることが苦しくなった時、誰かを恨み嫉妬している時など、心の中が真っ暗になって心から「ありがとう」の言葉が言えなくなります。心の中がグシャグシャな時に「ありがとう」を言うと、自分の心の中の蝋燭に火が灯ります。もう一回「ありがとう」を言うと、もう一本の蝋燭に灯火がつきます。こうして「ありがとう」を何回か繰り返し言っていると、心の中の蠟燭で段々と明るくなります。だから「ありがとう」を何回も言うことが大切なのです...
人物

人物

「この人は人物だなぁ」と言う人には、なかなか滅多にお目にかからないけれど、長く生きていると何人かは尊敬出来る人と巡り合うことが出来ます。私にも心から尊敬できる人が数人おりますが、その方々に共通していることがあります。それは「親を大切にしている」という事です。決してファザコン、マザコンであると言うことではなく、世間的に見てもどんなにどうしようもない親であっても、その子供たちが「親が立派に見えるように振る舞っている」と言った方が正確な表現かも知れません。と言うのも、子供達が立派になればなるほど「あの方の親御さんだから、さぞかし立派なのだろ...