歴史を見ても豪胆な人は数多くいました。
関羽や張飛、柴田勝家や本多忠勝、ナポレオン、シーザーなど挙げればキリがありません。
しかし豪胆だからと言って「度胸が良い」とも限らないから、人は面白いですね。
豪胆な人は、現場ではバリバリ戦うから頼りになります。
あなたの周りにも「この人に仕事を任せておけば、どんなトラブルがあっても大丈夫!」と言う豪傑がいることでしょう。
でも、その人が本当に「度胸が良いのか」までは分かりません。
豪胆な人は怖いもの知らずのところもあり、「それはやめておいた方が良い」と言うことも、命知らず的に向かって行ってしまうところがあります。
確かにその姿を見ると「度胸があるな」と思ってしまいますが、本当に度胸があるかどうかは、その人が負けた時、落ち込んだ時にどう振舞うかで見分けられます。
豪胆なだけの人は、負けたりすると自暴自棄になり「自分の存在価値」を失ったような気持ちになって、とても落ち込んでしまう人もいます。
かたや度胸が良い方は「なに全部無くなり、すっからかんになったとしても、またゼロからやり直せば良いさ!」と立ち上がる速さが違います。
もちろん失敗したことの反省はするでしょうが、どこか「人間裸一貫で生まれてきたのだから、全てを失っても良い。」的な心の大きさを持っています。
本当の度胸の良さは度量の大きさにも繋がり、人間の器の大きさに比例してくるのですね。