世の中には様々な才能を持っている方が沢山いらっしゃいます。
絵が上手い人、歌声が素晴らしい人、足が速い人、上手に稼げる人…
羨ましい人達ばかりですが、そう言う「才能があると言う人達」ですら、「羨ましい」と思える人達がいるものです。
どんなに世界で一番速い足を持っている人でも、バスケットボールが上手な人に憧れることもあるし、どんなに稼いでお金持ちになったとしても、歌が上手な人に嫉妬してしまうことがあります。
憧れや嫉妬は、自分にとって興味関心がある分野に限られるので、その分野において精進すれば、また別の才能を花開かせる事も可能かも知れません。
そもそも興味すらない分野で努力することは、苦痛でしか無いのですから、どんなに練習しようとしても身が入りません。
才能があると言われる人たちの中でも、最強と謳われる才能が「人の長所を見出すことが出来る才能」であると言われています。
この力を持っていると、どんな世界でも頭角を表すことが出来ることを、歴史は教えてくれます。
大将軍や大政治家と言われる人たちは、それなりに武芸に秀でた人、度量が大きい人が多いでしょうが、それだけでは大将軍や大政治家にはなれません。
何故なら、どんな天才であっても一人の力には限界があるからです。
でも他の人の才能を見出し引き出せる人にとっては、自分一人では成し遂げられないようなことでも、皆んなの力を借りて成功させることが可能となります。
それ故に、本当の意味で最強の才能は「人の能力見出し、引き出せる力」と言えるのです。