記紀とは「古事記」「日本書紀」を総称して言うときの言葉です。
「古事記」は稗田阿礼が神降して、シャーマンみたいになって言ったことを、太安麻呂という人が筆記して出来上がったということになっています。
また「古事記」では天御中主が「日本の最初の神」となっています。
「日本書紀」の方は、中国に届けようと思って漢文で書いたものなので、外交文書としてバカにされない様に作った部分があります。
「日本書紀」では国之常立神が「日本最初の神」となっています。
この2つが日本最古の正式な古文書とされていますが、果たして真相はどうなのか?と問われたならば、あまりに残念な感じがします。
と言うのも、日本人である私達が「誇りを持って伝えるにしては、あまりにも神々が人間的である」ことです。
神々が他の神の嫉妬したり妬んだり、暴力を振るったりしている話が展開されている物語を見ると「人間臭いな」と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
やはり神々と称される人たちにおいては「人の模範となる生き方をして欲しい」と思ってしまいます。
そうでなければ、子供達に記紀を伝えにくくなってしまうからです。
