放送禁止用語でもあるので、一頃はあまり聞かなくなった言葉に「クレージー」がありますが、また復活して来たようです。
「クレージーな旅」「クレージーな楽曲」「クレージーな情熱」など、目にする事が多くなりました。
故スティーブ・ジョブズもクレージーと言う単語をよく使っていましたが、彼には「独特なクレージー」の意味がありました。
スティーブ・ジョブズにとってのクレージーは「好奇心を持つこと」と言うことであり、それが人間の「心の美しさ」に繋がると考えていました。
彼は米国のリード大学を中退しておりますが、その後もカリグラフィーを聴講で学んでいました。
その芸術性が、商品の美しさなどに活かされたと言われています。
彼にとって「美しさ」と「好奇心」は非常に近い関係にあったと推測されます。
美しいものに好奇心が湧き、好奇心が溢れ出すから美しいものを追求して行く…
そんな感覚で、多くのヒット商品を世の中に生み出していきました。
彼が作った製品には、マーケティングが必要なかったと言われていますが、ビル・ゲイツの場合は違います。
彼は美しさを製品には求めていなかったので、マーケティング戦略を使って販売を拡大して行きました。
「美しさが有れば人は、自然に人は欲しがる」と言うことを、スティーブ・ジョブズは感覚的に知っていたのでしょう。