お葬式は形は変われど太古の昔から行われてきました。しかし、その内容はあまり変わっていないと思います。亡くなった方を火葬もしくは埋葬などし、その死を悼む。しかし生前葬を行ったという史実は少なく文献にも見当たりません。「死は忌み嫌うもの」と捉えられてきたので、「生きているうちに葬式をやるなんて縁起でもない!」と言うのが大方の考え方でしょう。

しかし、こうして高度な文明と文化を享受している私たちは「死に対する考え方」も太古の人達で同じであって良いはずはありません。だからこそお葬式に対する考え方も、もっと精神性が高く在らねばないのでしょうか。

動物たちも仲間が死んだりすれば悲しむこともありますが、私たち人間は彼らとは異なり、高度な精神を持ち「死を見つめている」ことが出来ます。「いつかは死ぬが覚悟はできている」と言う気持ちを持つことが可能です。

その気持ちを持つために生前葬は最適であると思っております。そういった意味で生前葬がいわば「最新のお葬式」と言えるのではないかと私共では考えております。