目の見えない方にとっては、「この世は真っ暗闇にしか見えないのか」と言うとそうでもない様です。
視力を小さい頃に失ったあんまマッサージをやっている方に、お話を聞いたところ、「手で触っただけで、その人の疲れや精神的な悩み、その人が背負っておられる重荷、人生の苦労などを指先から感じることができる」と仰っていました。
「その能力は、あなただから特別持っているのではないですか?」とお聞きしたところ「これは私に与えられた超能力ではないと思います。ある器官が未発達の場合、別の器官が代替として発達してくることはよく知られています。人の身体を触っただけで名前を聞かなくても、あるいは声を聞かなくても、誰であるかが分かる、と言う様なこともあるくらいですから。」と答えてくださいました。
運命についても「一つの扉が閉じたら別の扉が開く」と言うふうに言われることがありますが、「何かの器官が閉じた」と言うことは、神様から「余計な事に関心を持つな」と言われた事と同じで「そちらに関心を持たずに、あなたの出来る事に力を注ぎなさい」と言われている事と同じかも知れません。