「日本ほど安全な国はない」と言いながらも、ニュースの凶悪な犯罪事件を見るにつけ「これじゃあ、おちおち散歩もできない」と嘆く人達がいます。
いわば小さな事柄を拡大鏡で観るようなもので、全てを悲観論で捉えてしまう方がその様に思うようです。
もともと、頭の良いとされている人達は、物事を否定的に捉えやすい傾向にあります。
「物事は疑って当たれ」が学生時代にテストに明け暮れた日本人からすると当たり前のようです。
「裏の裏を読める者ほど頭が良い」とされる現代では、どうしても悲観論が蔓延ってしまいます。
しかし同時に「自分の不幸や病気についても、悲観論的に捉える為に自殺者が後を絶たない」とも言われています。
欧米人は日本人に比べて楽観主義者が多いと言われていますが、これも人によるので何とも言い切る事は出来ないのですが「何とかなるさ!ケセラセラ。」と言う友人は確かに日本人よりは外国人に多い気がします。
「病は気から」とはよく言ったもので、病気になる事を恐れている人ほど病気になり易く、病気になっても「何とか治るさ」と思っている人ほど病気が早く治ると傾向があると、複数のお医者さんから聞いたことがあります。
悪いことには楽観的になることが、人生を楽しんで行くにはちょうど良いようです。