攻めることが得意な人ほど、防御が弱いという事が言われています。
営業部門のエースと言われていた人が、ちょっとしたトラブルで辞めていったというお話は、良く聞く噂話の中で聞いたことがある方も多いことでしょう。
そうして消えて行った人たちは「攻めは上手いが、脇が甘かったため潰された。」と言うこともあるでしょう。
ライバルは外にいるばかりではありません。
自分の属している組織内部にいることもあります。
嫉妬や妬みで追い落とそうとしている輩が、案外身近にいたりします。
「調子に乗っていたから自業自得さ。」なんて言いながら、上司に有る事無い事を告げ口するライバル達も、存在することを忘れていけません。
「そんな人はいない。周りの人達は良い人ばかりだ。」という考え方は、決して悪いことではないですが、あまりに「守成」が出来てなさすぎているとも言えます。
防壁をしっかりと作り守りを固めておかなければ、城から出て攻撃が出来ないように、守りを疎かにしていたら、攻撃もままなりません。
ある程度の結果ではなく、人から羨ましいと思われる地位や名誉を得たいと思う方は勿論ですが、人の為に世の中の為に尽くしてたいと思う方も、この「守成」の部分は十分気を付けた方が良いと言えます。