「人間は『人、物、金』のいずれかに執着し始めると人生が狂い始める」と云われていますが、皆様も思い当たるところがあるのではないでしょうか。
特定の人が好きになり過ぎて、ストーカーの様な行為に走ってしまったり、物集めにハマってしまってお金をドンドンと注ぎ込んでしまったり、お金を稼ぐ為なら何でもする様になったりと、思い返してみると、色んなパターンで執着してしまった事がある事でしょう。
この執着の恐ろしいところは「本人は、夢中になっているだけで、自分の行為を『執着』とは思っていない。」というところです。
本人は至って当たり前の様に、いや寧ろ「自分の気持ちに素直であって何が悪い。」的に感じている場合が殆どです。
しかしハタから見ていると「その行動に異常性」を感じてしまうのです。
「他の人が観ていると分かるのに、当の本人は分からない。」この状態こそが「執着」なので、執着を断つには、その逆を行えば良いのです。
「客観的に、自分を観ているもう一人の自分」を作って、「その人から観て自分は恥ずかしくないか?」「自分のやっている事は、他の人と比べて度が過ぎていないか?」など、自分自身で自分を見返して見ることが一番効果がある様です。
「そもそも、もう一人の自分など想像出来ない。」と言う方がいらしたら、それこそ今の自分が「執着状態」にあると言えるのかも知れません。(笑)