「お金持ちから、お金を取って、お金のないところにバラ撒けば、平均的にそこそこ裕福になって良いじゃない。」と言うような感じで、考えている方が、日本には結構多いようです。
これは一種の社会主義的考え方であり、国家が累進課税を強化していくことは、社会主義の強化に他なりません。
「社会保障と税の一体化」と言うと、非常に良いことのように聞こえ「社会福祉と一体化して、老後の面倒を全て見てくれるなら、いくらでもお金持ちからお金を取っても良い。」という感じにも聞こえてしまいます。
しかし、日本ではビル・ゲイツのような大富豪が出ない状態でありながら、そこまで取り続けることは残念ながら難しいことでしょう。
そんな事をしたら、段々と誰もが同じような収入に成っていくでしょうし、そこからもお金を取ったら食べて行くことすらも困難に成ってしまいます。
こうした累進課税的な国家では、働かないで補助金目当ての人たちが、口を開けて沢山待つ状態になり、やがて国は衰退して行くことでしょう。
チャンスの平等は良いのですが、結果の平等を求めると、残念ながら人は堕落する方向に向かってしまうことは、歴史が証明しております。
