執筆者 西村 | 2024年09月10日 | 雑記帳
日本人に「日本国の事を一言で言って下さい」と質問されると、大抵の人は「言霊が幸(さき)あう国」と答えていた時代が長く続いておりました。「言霊によって幸せに栄える国」と言う意味ですが、もはやこの言葉を話す人も少なくなり、目にしたりする機会も減りました。私たちの国、日本は一万年以上も前から言葉を大切にして来た民族です。お祈りの時には祈言(いのりごと)、お願いをする時には願言(ねぎごと)と言って、言葉を神様に届ける行為をしておりました。その際に蝶や蜻蛉などの虫達が現れることを「吉兆」としました。何故なら虫達が自分達の祈りと願いを神様に伝えて...
執筆者 西村 | 2024年09月09日 | カウンセリング
よく「私は褒められて伸びるタイプだから褒めて下さい。」という人がいますが、私は少し違和感を感じてしまいます。褒められて伸びるのはあなただけではなく、多くの人がそうだから、敢えて言われる様な事では無いと思ってしまいます。逆に考えてみれば良いわけで「私は叱られて伸びるタイプだから叱って下さい。」と言う人が世界中にどれだけの人数がいるかと言ったら、圧倒的に少ないと想像が付くのではないかと思います。あなたの周りに、叱られて伸びるから叱って欲しいという人はいますでしょうか?少なくても60年以上生きて来ている私ですが、そんな人に出逢った事は一度も...
執筆者 西村 | 2024年09月08日 | 雑記帳
大きな台風や線状降水帯による被害が出る度に「地球温暖化」の危険性が指摘されますが、「明日の食糧に困る」とか「明日の命も危うく感じる」とか言った差し迫った恐怖までは感じない、と言うのが大半の方の本音だと思います。世界を見渡すと異常気象のせいで生活に困窮してしまう国も多々有りますが、日本は少なくてもその様な国の様にはなりません。社会インフラがしっかりしているから?国や地方自治体がしっかりしているから?色んな理由はあるかも知れませんが、日本ではかつて頻繁にあった深刻な飢饉は、過去何十年は起こっていません。百年ほど前までは、雨が降らなかったり...
執筆者 西村 | 2024年09月07日 | 雑記帳
「なかなか物事を始めようと思っても腰が重たくて…」と言って、新しい事に挑戦出来ないのが人間の常ですが、一旦始めたことを長い間続けることは、始める事よりもっと難しいと思っております。会社の経営も似たようなところがあるので「創業守成」という言葉がよく使われます。「起業するのは簡単だけれど、会社を育てて守り続けることは難しい」という事です。便利な製品や面白いアイディアがあって起業する人達は大勢おりますが、3年間で50%程度の会社が無くなり、10年後には90%の会社が廃業すると言われています。それほど会社を存続させることは難しく、謂わば「会社...
執筆者 西村 | 2024年09月06日 | 自分史
「またお逢いしましょうね」と言って別れてから、何年も何十年も会っていない方はいませんか?私には数えきれないほど、お逢い出来ていない方がおります。名刺の数も10,000枚近くなって来ると、2度目がお逢い出来ない人の方が多くなって来ている気もします。数年前に一度お逢いしたきりでお話も出来ていない人がいるという事実を想っただけで、一期一会の大切さを痛感します。中には既にこの世を去ってしまって、会いたくても、連絡を取りたくても、会えない、お話も出来ない人達もいらっしゃいます。そんな時に「目の前にいる方と、もう会えないかも知れない。」そう思いな...