執筆者 西村 | 2024年08月11日 | カウンセリング
「もののけ」とは「物怪」「物気」とも書きます。「死霊や生霊、妖怪などの事」を言うように、あまり良い意味には使われていませんが、本来の「もののけ」の意味は「物に付いた念い」の事を指します。従って、良くない念いが人につけば呪いとか憑依とかになる訳ですし、物につけば呪物になったりします。その逆に良い念いがつけば、祝福や祝物になる訳です。そうした念いの込められた物は特別なものかと言うとそうでもなく、皆さまでも様々な場面で既に経験した事もあるかと思います。例えば「ラブレター」。恋文には、送り側の愛が沢山込められています。それ故に受け取った瞬間か...
執筆者 西村 | 2024年08月10日 | カウンセリング
人を元気にさせる事も傷つけることも、言葉一つで出来てしまいます。それだけに「言葉は怖い」と思ってしまいますが、だからと言って出来るだけ喋らないでいたり、他人と接する時間を減らしたりするのは、違う様な気がします。他人と会話することがそもそも悪い事であれば、神様は言葉を人間に与えなかったでしょうし、動物たちと変わらない生活で良かった事でしょう。動物達と人間の決定的違いは「言葉を話すかどうか」にあるのであって、だからこそこうして命をいつ奪われる恐怖もなく、幸せな生活を営むことも出来ているのでしょう。そうであっても時に、言葉が他人を傷つけてし...
執筆者 西村 | 2024年08月09日 | 雑記帳
「和学」・・・余り聞き慣れない言葉かと思います。国学と言い換えても良いかも知れませんが、厳密に言うと若干の違いがある様です。和学は「縄文時代から伝わる日本独自の考え方や作法または信仰を研究する学問」。それに比して国学は「和歌や古事記、源氏物語といった日本の古典を研究し、日本古来の精神や思想を明らかにしようとした学問」とされます。「どう違うのか?」と言うところですが、要は「渡来の考え方が入っているものも対象としているのか。それともそれを排除したものを対象としているのか」と言うところです。和歌や古事記にも中国大陸からの儒教や仏教の思想が入...
執筆者 西村 | 2024年08月08日 | 感謝の会, 雑記帳
今年も各地で花火が沢山上がっている事でしょう。コロナ禍では花火まで自粛され、子供達の夏休みの日記や想い出からも消えてしまった時期がありました。本来、花火は亡くなった方々への慰霊の意味もあるので、コロナ禍ならば尚更花火を上げた方が良いのに…と私は勝手ながら思っておりました。以前知り合いの花火工場に入らせていただいた事があるのですが、それはそれは入るまでは勿論のこと、入ってからも厳重でした。何が厳重かと言いますと「静電気」です。特に乾燥している冬場はちょっとした摩擦で静電気が起きやすく、その静電気のせいで花火の材料である火薬類に引火してし...
執筆者 西村 | 2024年08月07日 | 雑記帳
通常、物質は固まる事で比重が重くなります。気体である二酸化炭素が固まれば重くなり、目に見えない形からドライアイスのようになります。逆に固い鉱物も高い温度で熱せられることで液体状に変わります。そうして固体の時より比重が軽くなります。しかし、水だけは固体の氷になると、比重が軽くなり水に浮くようになります。もし氷が他の物質のように氷になると比重が重くなったとしたら、湖でも底に氷の塊が溜まり、やがて湖全体が凍りつき、生き物は生きて行けなくなることでしょう。でもありがたい事に氷は浮いてくれるので、湖面の表面は凍りついても、湖面下では水のままなの...