執筆者 西村 | 2024年10月19日 | カウンセリング
「心の中で考えることは、自分自身の事なのか、それとも自分以外のことなのか?」をよくよく考えてみると、自分の器が分かると言います。自分のことが8割以上ですと大体が自己中の器。あまり他人の事は考えていないからそうなりますよね。5割以下ならば、他の人から「良い人」と言われている方が多いそうです。人は願いごとをする時には、大抵は自分の事を願いますが、中には家族や他人様の事を願う方々もいらっしゃいます。どちらが良いとか悪いとかではなくて、何を願い、何を常日頃から考えているかで、その人の「人となり」が出来上がってきます。つまり「人は、その人が考え...
執筆者 西村 | 2024年10月18日 | カウンセリング
「はじめに言葉ありき」とは新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章の言葉ですが、松下幸之助翁は良くこの言葉を引用されました。何事にも最初はあります。初めて行う事業。初めて出逢う人。初めて経験する事柄。その時には、大きな緊張、止めどない不安もある事でしょう。それでも「とにかくやってみよう!」「はじめまして!初めてですが宜しくお願い致します。」「チャレンジしてみよう!」と頑張ってみようと、上記のような言葉を発したのではないでしょうか。言葉は何かを初める時のスイッチであり、リモコンなのです。誰でも初めての時は、何からしようか迷います。でも「やっ...
執筆者 西村 | 2024年10月17日 | カウンセリング
世の中には、自分の素晴らしさを上手に自慢出来る人達が数多くいらっしゃいます。「私はこんなにお金持ちなの」「私はこんな有名人と知り合いなの」「私が命令すれば数千人、数万人の人達が動く」など、その自慢に際限はありません。そうした人達を批難批評する達も沢山いらっしゃいます。「親から受け継いだ地位や名誉じゃないか。所詮、自分で勝ち取ったものじゃないだろ。」「どうせ他人を泣かせ、苦しめて手に入れた財産だろう。裏を暴いてやる。」などと言ってSNSなどで誹謗中傷を繰り返す輩もおります。私から診れば、どちらも「同じ穴のムジナ」のように思えます。「大き...
執筆者 西村 | 2024年10月16日 | 雑記帳
何かを新しく学ぶためには、それまでの流れや法則やルールを、教科書やマニュアルを通して学ぶことが出来るようになり、とても便利な世の中になりました。しかしながらその反面、教科書通りに実行する事が良しとされ、新たな発明や発見が無くなってきてもいるようです。いわゆる秀才と言われる人達は教科書通りに行動する事に長けております。ですから指導する側からすると、失礼な言い方ですが「扱い易い人」となります。でも、そう言う人達の中からには、天才は生まれきません。何故なら、自分自身で自分の発想や思考までを、見えない糸でがんじがらめしてしまうからです。自分を...
執筆者 西村 | 2024年10月15日 | カウンセリング, 自分史
日本人の多くが利口な人になってきたようですね。利口な人は、頭の回転が早いし、仕事も早い、情報収集能力にも長けていて色んな事を知っている…でも、いつでも自分本位、他人は他人。所詮自分のことは分からないし、分かろうとしない…そんな一見賢い人が増えてきている気がします。宮沢賢治の中に出てくる「でくのぼう」は全く反対の人物です。欲はなく、いつも静かに笑っていて、自分を勘定に入れず、病気の子供がいれば行って看病してやり、日照りの時には涙を流し、寒さの夏はオロオロ歩く…そんな「でくのぼう」は、今の世の中だとアホだバカだと言われてしまうのでしょう。...