執筆者 西村 | 2024年06月11日 | カウンセリング
私達の目に映るものは全てに色があります。しかし、その人が感じた色と他の人が感じた色とは微妙に違うと言われています。色を捉える感覚期間である眼であるセンサーが人によって異なれば、その性能も変わって来るでしょうし、眼から信号の捉え方が変われば感じ方も変わります。従って自分が見ている色は普遍のものではなく、極めて自己中心的なものに近いわけです。それでも会話を交わす上で、色を言語にしなければならないので、共通認識を持つように教育されています。話は変わりますが、仏教において色と言うと肉体(物体)を指します。色即是空、空即是色「肉体(物体)は空で...
執筆者 西村 | 2024年06月09日 | カウンセリング
「人の心は移ろいやすく理解出来ません」と言う方がいらっしゃいますが、自分の心も日々変わり、いつもいつも一定はしていない事に気付くと「自分ですら自分の心が分からないのだから、他人の心なんか分かるはずがないな」と思うことが出来たならば、生活の中で楽になる事もあるかと思います。今の時代「いいね」や「フォロワー」の数が多いほど持て囃されたりしますが、これも「人の心を如何に掴むか」の修行なのだと思えば、何らかの努力する余地はあるかも知れません。「いいね」をしたから賛同したわけではないし、フォローしたから好きな訳でもないけれど、その人の意見や考え...
執筆者 西村 | 2024年06月07日 | 雑記帳
日本語は特殊だと外国の人達からも言われていると、前にもお話ししたことが何度かありますが、今日もその特殊性についてお伝えしたいと思います。日本人は「大切だと思う言葉には愛を込めている」と言ったら皆様はどう思われますか?ピンと来ない方が殆どだと思いますが、先ずは考えていただきたいのは、五十音は何から始まりますか?アイから始まります。これは偶然でしょうか?次に「神kami」は母音だけで言うとaiとなります。「幸」もアイ。食べる時に必要な箸もアイ。川を渡る時に有り難いのは「橋」。めでたい時に食べる魚は「鯛」。移動手段に大切な「足」。「有り難う...
執筆者 西村 | 2024年06月06日 | 雑記帳
合気道と言う武術がありますが、こちらは植草盛平氏が創り広めました。その植草氏が敵わなかった方が武田惣角氏だそうです。武田氏は大東流合気と言う柔術の達人で、甲斐武田氏から会津藩に極秘裏に伝わった武術を「大東流合気」を習得しました。彼は明治時代に天才武術家として活躍し、大東流合気を放浪しながら広めたという事です。彼は作家の津本陽の「鬼の冠」と言う作品でも紹介されています。身長は150センチメートル足らずだけれど、どんな巨体の猛者でも一瞬に投げ飛ばしてしまう方だったそうです。彼の師匠は会津藩の家老「西郷頼母」で、明治三十年頃に彼に大東流合気...
執筆者 西村 | 2024年06月04日 | 自分史, 雑記帳
心理学は大きく分けて3つに分類されるそうです。一つはフロイトなどの「精神分析」二つ目はジョン・ワトソンなどの「行動主義心理学」三つ目がマズローの「人間性心理学」です。マズローと聞くと「欲求5段階説」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、私は「ピークエクスペリエンス(至高体験)」が先ず先に浮かんで来ます。至高体験と言うと何となく難しい感じがしますが、最近良くアスリートの中で使われる「ゾーンに入る」的な感じで捉えてもらって良いのではないかと勝手に私は思っています。自分自身を超えた自己超越。自分ではない覚醒した自分。自然の中に溶け込み、自分...