戦争

戦争

日本国は先の大戦で敗戦国となりました。それは経緯がどんな状態であれ、紛れもない事実です。その為に多くの御先祖様が命を落とし、今の日本が存在します。ご先祖様のご苦労があってこそ、此処まで来ることが出来ました。敗戦あとからの生活はどんなに大変で、苦しかったことでしょう。亡くなった310万人の想いは如何許りであったでしょう。今の私達日本人が、ご先祖様の想いを大切にせず誰が引き継いでくれるでしょうか。縄文時代から1万3千以上続くこの日本は、世界にとっても稀有な存在です。日本語は主語が曖昧だと言語研究者は言います。それはそうです。もともと日本人...
祈り

祈り

小さなことでも毎日続けることは、とても難しいことだと思います。でも私達は本能的に続けている事もあります。例えば食べる事、寝ること、おトイレに行くこと。「本能的なことだから当たり前だろう」と言われてしまいそうですが、それが当たり前のように出来ない方も、世の中にはいらっしゃいます。精神的な事で摂食障害や睡眠障害になる方が多くなっていると聞きます。かたや自発的に毎日同じことを続けている方もおります。「40年以上、毎朝早起きして冷水を浴びている」という御老人にお逢いした事もあります。12才から毎朝毎晩お祈りを欠かさないという女性宗教者の方にも...
気

「気」は1945年までは「氣」と言う漢字が使われていました。しかしGHQの指導により改変されました。米と言う字は、米が主食のアジア人にとっては「命の根(もと)」であるので、中国人は「氣」と書いて、米のエネルギーが身体に如何に大切なのかを表していたのでしょう。「稲」は先程と「命の根(いのちのね)」から来ていると言う説と「稲光が多いと米が豊作になる」から来ていると言う説があります。色んな説はありますが、日本人の私たちからすると「こめ」や「いね」が大和語である訳ですから、「命の根が込められいるのがコメである」と言うのが意味がしっくりときます...
花

当たり前の話ですが植物たちは自分たちで自分の育つ環境が選べません。偶然に種が落ちたところを自らの生活の場として、芽を出し、花を咲かせ、種を実らせ、枯れて行きます。それでも彼らは一生懸命に生きて、綺麗な花を私達に見せてくれます。彼らは人に美しい花を見せる事で、一銭の対価も得ていません。ただただ、誰が見てくれなくても花を咲かせます。それは次の時代へ子孫を残すため…確かにそうかも知れません。例え切り立った崖の斜面であっても、例え雨が少なく乾燥した大地であっても、命ある限り花を咲かせようと一生懸命に彼らは生きます。子孫を残すためだけとは思えな...