親の愛情

親の愛情

今では死語になってしまった感がありますが…私は「鍵っ子」でした。両親とも別々の仕事で自営していたので、幼い頃はいつも一人で遊んでいました。その時の感情までは思い出せませんが、当時は寂しいとは思っていなかったような気がします。その気持ちは、弟が生まれ、彼が話が出来るようになるまで続いていたかと思います。弟と遊べるようになって初めて「一人で遊ぶのは寂しい」と言う感情が湧いてきた気がします。私達の面倒を見てくれたのは、近所のおばさんたちだったので、直接の親の密接な愛情は受けていなかったかも知れませんが、両親が自分達を大切に想ってくれているの...
自分を褒め称えるな

自分を褒め称えるな

世の中には本当に素晴らしい才能をお持ちの方が沢山いらっしゃいます。誰しもが何らかの長所を持って生きています。その長所は、ご自分の努力の賜物も勿論あるでしょうが、多くは神様からのギフトであることが大半です。直感力、ずば抜けた記憶力、手先の器用さ、芸術的才能、音楽センス、経営能力、人的掌握力…あげればキリがありませんが、皆んなが一つだったり、複数の才能を持っていたりして、この世の中を住みやすい世界にしようと、その才能に磨きをかけてくれています。しかし、そうした素晴らしい才能も、人々からの称賛を求めるためだけに使われると、その色合いが急にく...
お返しの人生

お返しの人生

「感謝とは努力を続ける者のみに許される喜びである」私はこの言葉が大好きです。毎日毎日、いつ結果が出るとも分からないことに挑戦したり、その結果がどうなるか分からないのに努力し続けることの厳しさ辛さは、他人には分かってもらえません。しかし誰が見ていなくても、誰に褒められなくても、努力し続けて行こうとする気持ちは、自分にだけ向かっていた気持ちがある日突然、周りの人へと目を向けさせます。努力している自分のことを見守り、応援してくれている人が沢山いる事に気付いた瞬間です。すると感謝の気持ちが沸々と湧き上がってきます。「こんな自分を応援してくれて...
一日一生

一日一生

朝起きて「今日という日を私に下さって有り難うございます。」と感謝できる人は、きっと今日という日を無駄に生きる事はないでしょう。また今日が終わり就寝する時に「今日という一日を充分に生きる事が出来たかどうか」を反省する人は、明日という日もきっと大切に生きることが出来るでしょう。こうした毎日を送ることで、一日一日が輝いてきます。そうした輝く日々が何年、何十年と続くと、人生そのものが光輝いてきます。このような一日一生の想いで毎日を送っている人とお逢いした時に、私は「あなたと出逢えて本当に良かった」と心の底から感動してしまいます。...
自分の周りの人々

自分の周りの人々

世界中には80億人もの人達がいるのに、その中の数十人と言う限られた特定の人だけが、家族であったり、友人知人になったり、親しい間柄になったりしています。なんと有り難いことでしょう。また、なんて奇跡的なことでしょう。きっと生まれる国や地域が変われば、決して巡り会わなかったであろう人達に囲まれて、こうして生活が出来ているのは、本当に奇跡以外の何ものでもないでしょう。その事に私達は感謝しているでしょうか。周りにいる人たちを心の底から愛おしく思っているでしょうか。多くの人達に支えられて自分が生きていられる事を考えれば考えるほど、涙が出るほど有り...