お返しの人生

お返しの人生

「感謝とは努力を続ける者のみに許される喜びである」私はこの言葉が大好きです。毎日毎日、いつ結果が出るとも分からないことに挑戦したり、その結果がどうなるか分からないのに努力し続けることの厳しさ辛さは、他人には分かってもらえません。しかし誰が見ていなくても、誰に褒められなくても、努力し続けて行こうとする気持ちは、自分にだけ向かっていた気持ちがある日突然、周りの人へと目を向けさせます。努力している自分のことを見守り、応援してくれている人が沢山いる事に気付いた瞬間です。すると感謝の気持ちが沸々と湧き上がってきます。「こんな自分を応援してくれて...
一日一生

一日一生

朝起きて「今日という日を私に下さって有り難うございます。」と感謝できる人は、きっと今日という日を無駄に生きる事はないでしょう。また今日が終わり就寝する時に「今日という一日を充分に生きる事が出来たかどうか」を反省する人は、明日という日もきっと大切に生きることが出来るでしょう。こうした毎日を送ることで、一日一日が輝いてきます。そうした輝く日々が何年、何十年と続くと、人生そのものが光輝いてきます。このような一日一生の想いで毎日を送っている人とお逢いした時に、私は「あなたと出逢えて本当に良かった」と心の底から感動してしまいます。...
自分の周りの人々

自分の周りの人々

世界中には80億人もの人達がいるのに、その中の数十人と言う限られた特定の人だけが、家族であったり、友人知人になったり、親しい間柄になったりしています。なんと有り難いことでしょう。また、なんて奇跡的なことでしょう。きっと生まれる国や地域が変われば、決して巡り会わなかったであろう人達に囲まれて、こうして生活が出来ているのは、本当に奇跡以外の何ものでもないでしょう。その事に私達は感謝しているでしょうか。周りにいる人たちを心の底から愛おしく思っているでしょうか。多くの人達に支えられて自分が生きていられる事を考えれば考えるほど、涙が出るほど有り...
大人になれる

大人になれる

ある障害者施設で働く女性のお話です。彼女は50歳を過ぎてから、手元が見えづらくなりました。そして老眼鏡をかけるようになりました。そんな時、施設の女の子が仕事をしている彼女の下にやってきて「眼鏡かけ始めたの?」と聞いてきました。彼女はちょっとイラッときて「老眼鏡なの!」と女の子に言いました。そうしたら女の子は「老眼鏡をかけることが出来て良かったね!」と言いました。彼女は「老眼鏡の何が良いの?」と女の子に問うと「だって老眼鏡をかけられるまで生きれたから。私の夢は大人になれることだから。」と。彼女が働く施設は、難病の子供達ばかりの施設だった...
陶器のボール

陶器のボール

「私はこうして生きてきたから、これからもずっとこのまま生きて行く」「私は独りで何でもやってきたから人の助けは借りない」「私がこうして成功したから、あなたも私と同じようにすれば良い」など、人生経験が増えると新しいことや冒険はしたくなります。でも、心にあまり柔軟性がなくなると、まるで心が陶器のボールのように固まり、何に対してもワクワクしなくなり、楽しくなくなってしまうようです。まるで陶器で出来たボールが、少しも弾まず直ぐに壊れてしまうように…逆に、スーパーボールのように柔軟性があると、良く弾み、変形はするけれど中々壊れる事はありません。「...